メールを送ってくれる相手の状況を読む!
嬉しいメールは、プリントアウトして大切に持っているという人は、意外と多いです。 |
まず最初のポイントは、相手のメールの送信時間をチェックして、ねぎらいの言葉を添えること。「ねぎらい」とは漢字で書くと「労い」。つまり、相手が労力をかけている(がんばっている)ところを認めてあげる気持ちです。
例えば遅い時間に送信されていたメールには「寝不足ではないですか? くれぐれも体には気をつけてくださいね」とか、「遅くまでお疲れ様です。今日は早く休んでくださいね」とか、早朝にメールを送信することが多い人に対して返信する時には「いつも早起きなんですね。私も見習いたいです」のように一言添えるのです。相手がアピールしていないところを、さりげなく「私はあなたのがんばっている所をちゃんと見ていますよ!」と伝える、そんな相手を思いやる一言にグッと来る人はたくさんいます。
2つ目のポイントは、相手の身の回りに起きたことを予想してメールすること。テレビやニュースサイトなどの速報で地震や大雨、台風などの警報が配信されます。もし、警報が発令された地域に、よくメールを交換している人が生活しているのなら、「そちらは大丈夫ですか?」と短い一言を送るだけで、相手は「気にかけてくれているんだな」と嬉しく思うでしょう。
「メールは続くよ どこまでも」をやんわり止める
メールを送ったら、返信が来た。私で止めるのは気が引けるけれど、私が返事を送ったら、また返信が来そうでキリがない。特に女性同士の携帯メールでは文末に問いかけの一文を入れて引っぱり、相手の答えを待つメールも多く、どこまでもエンドレスでメール交換が続いてしまう事態が起こりがちです。
「用件は済んでいるし、もう返信しないでください」とキッパリ言えたらスッキリするけれど、淑女としてはスマートにお断りしたいものです。それには、相手が返信しにくい一言を文末に加えるのがベストです。
例えば「これから外出するので、ここまでにしますね」、「今から来客があるので、続きはまたの機会にします」、「またお会いできることを楽しみにしています」、「それでは、おやすみなさい」、「そろそろ仕事に出かけます。それではいってきます」こんな一言はいかがでしょう?暗に「もう終わりにしましょう」という空気を文字だけで作り上げるのは、かなりレベルの高い技術ですが、メール交換を「楽しいやりとり」に留めるためにも、ほどほどが肝心なのです。
どのメールテクニックにも共通すること
正しい言葉の表記を心がけること、相手の状況を想像すること、そして返信をやんわりと断ること。この3つのテクニックに共通しているのは、「相手に礼をつくす」という姿勢です。メールというのは文字だけのコミュニケーションです。直接会って会話する時よりも、誤解を生む可能性が高いので、細かい配慮が必要となります。それこそ「気を使いすぎるくらいでちょうどいい」かもしれません。
一般的には、メールはとても気軽なものと考えられている傾向がありますから、差をつけたいのなら、ここがチャンスです! あなたの「気配りができる」という魅力を最大限に発揮しましょう。
幼い頃、ポストの前で友達からの手紙をドキドキしながら待ったように、相手にとってここぞという時に思いやりあふれるメールを届けてあげられたら最高ですよね。ちょっとしたことですが、きっと仕事相手やお義母さんとの関係も、スムーズになると思いますよ。
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