プレゼンとは違う結婚式のスピーチ
うまく話そうとするよりも、お祝いの気持ちを伝えることのほうが大切です |
来賓の人たちは、この披露宴をなごやかに楽しく過ごそうとしています。スピーチをする人に対しても、温かい目で見ようとしてくれるはず。結婚式でのスピーチは、新郎新婦を祝う気持ちで一生懸命話せば、必ず好感を持たれるでしょう。
社内? 友人? 招待した人との関係に注意
スピーチの内容は、ご本人と自分の関係で印象に残る思い出にします。ここでは新郎新婦が主役。彼、彼女の素敵さをアピールしてあげましょう。また、おめでたい席では「壊れる」「別れる」「切れる」などの忌み言葉や、「再び」「二度」「たびたび」など重ね言葉は避けましょう。他にも結婚式にふさわしくない言葉もあるので気をつけてくださいね。
ご招待される相手が友人なのか、また仕事先の同僚や先輩、取引先の関係者なのかによって注意するポイントがあります。
■取引先の関係者の場合
ビジネスパーソンとしてマナーに気をつけて、失礼がないようにすることが大事。日頃、親しく付き合っている人でも、馴れ馴れしい感じにならないようにします。仕事でお世話になったエピソードなどを、紹介するのがいいでしょう。
■仕事先の同僚、先輩などの場合
あまり堅苦しくてもおかしいですが、やはり親しき仲にも礼儀ありということは忘れずに。たとえば、本人が意識していない仕事での頑張りなど、同じ職場の人間としてさりげなく話せると、本人も嬉しいはずです。
■友人の場合
友人代表でのスピーチをする場合は、かなり本人と親しい関係なのでしょう。この場合、笑える失敗談を多少するのもいいかもしれません。ただ、仕事の関係者も列席していることを忘れずに。どんな話にしても最後は、ご本人が好印象を持たれるような内容にしましょう。
次のページで、具体的なスピーチの構成とビジネスでも活かすやり方をご紹介します。