外まわり

雨樋:雨樋は、破損していたり、ゆがんでいないか、年に1~2度くらいは点検しましょう。ただし、高いところは危険なので、1階やバルコニー部分など、安全な部分だけにすること。雨が降ったときに、雨樋が壊れていないのにあふれたり、流れが悪い場所があるときは、枯れ葉などが詰まっているケースが考えられます。水平の樋と、垂直の樋をつないでいる集水部分にゴミや木の葉がたまることが多いようです。台風や激しい雨の後は点検し、落ち葉やゴミなどを取り除いておくようにしてください。

外壁や屋根:外まわりも、雨樋と同時期に点検しておきます。その際も安全には注意してください。屋根に登るることは危険なので、素人はあくまで、窓やバルコニーなどから見える範囲で十分です。外壁に大きなひび割れや、屋根材のずれなどがあったら、一度専門家に補修が必要かどうか、依頼するとよいでしょう。部分的な補修や塗装なら、ホームセンターなどでコーキング剤や塗料を買って、DIYにチャレンジしてみるという方法もあります。その際は、ひび割れの長さや深さを測ったうえで、お店に行き、店内にいるDIYアドバイザーなどに相談しながら、商品を選びましょう。外壁の色も、後で「色が全然違っていた」なんてことのないように、写真や色見本を持参すると失敗がありません。
また、基礎の換気口の周囲には、ものを置かないように。床下の換気は、建物の寿命にも関係が深いので、空気がよどまないようにするためには、障害物は取り除いて置くことが大切です。


ミニ知識塗料にもいろいろある
外壁を再塗装するときの塗料には、いろいろな種類があります。たとえば、外壁に生えるカビや藻など微生物の発生を防ぐ性質のあるもの、大気中の排気ガスや粉塵による汚れが付着しにくいものなどを性能として表示しているもの、水性であるため溶剤中毒などの心配が少ないものも出ています。
また、屋根の塗料には、塗ることで遮熱効果を発揮するものも登場しています。屋根専用の遮熱塗料で、太陽光線の中の放射熱エネルギーの強い近赤外線領域を反射し、夏の熱暑を防ぎ、冷暖房の効率もアップさせます。ただ、外壁塗料も、屋根塗料も、塗装に適する素材などがありますので、専門業者とよく相談してから採用を決めましょう。

◆日ごろの手入れが愛着を深める

日ごろのメンテナンスを心がけておくと、いくつかのメリットがあります。ひとつめは、手入れを怠らないことで、いつまでも住まいを美しく保つことができます。ふたつめは、早めに手を入れることで、耐久性を維持することにつながります。たとえば、不具合が見つかっても、早めに発見することで、補修も小さな範囲ですませることができるでしょう。当然、補修・修繕にかかる費用も抑えられるはずです。さらに、必要なメンテナンスも状態が正確に把握できていれば、計画的に行えるので、効率よくすませることで、費用を調整することもできます。たとえば、一番わかりやすいのが、足場を必要とする外まわりの補修。屋根や外壁に手を入れるときは、一度に行うと、足場にかかる費用も一度ですむので効率的です。
そして、何より、このように手を入れながら住まいを大切にすることで、住まいへの愛着が深まります。家というのは、自分にとっても家族にとっても、生活をしていくために基礎となる場所です。そこで、築年数を経ることによって、たくさんの思い出が生まれます。その思い出とともに、住まいが存在し、それが愛着へとつながることになると思います。そんな愛着たっぷりの住まいで、いつまでも快適に暮らしたものですね。
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