今や”二世代玩具”となった『プラレール』
皆さんは、プラレールがいつ頃誕生したのか、ご存じでしょうか?
実はプラレールが誕生したのは1959年。今から46年前のことなのです。
ただ、当時のプラレールにはモーターはなく、手で押して走らせるものでした。
現在のように、電池を動力に動くタイプの車両が登場したのは、誕生から2年後の1961年のことでした。そこから情景部品が発売されたり、ライトが付くタイプが発売されたりと進化を続け、今や子どもの頃プラレールで遊んだお父さんが、息子と一緒に再び夢中になって遊ぶという、世代を超えて愛され続ける”二世代玩具”となっています。
子どもたちの人気ナンバーワンは?
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写真はプラレール博のもの。新幹線の歴史はプラレールを見ればわかる!さて、SLから貨物列車まで幅広いラインナップを誇るプラレールの中で、子どもたちに一番人気が高い車両といえばやはり”新幹線”です。
最新の「N700系」新幹線はもちろんのこと、試作車としてのみ製造された「WIN350」、線路や架線の点検の役目を担う「ドクターイエロー」まで、まさにプラレールを見ていれば、日本の新幹線の歴史や現在走行中の車両のラインナップまで、そのすべてを把握することができます。
さらに、プラレールの中には”プラレールセット”と呼ばれる、線路と車両、さらにプラキッズや情景部品などがセットになって販売されているシリーズもあります。
セットものの魅力は、初めてプラレールを買った人でも、箱を開けて組み立てれば、すぐに遊ぶことができる点にあります。
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プラレールには”コレクションをする”という楽しみ方もありますよ!そしてこのセットものの中でも、特に子どもたちに人気が高いのが”サウンド”シリーズです。
たとえば「サウンドコントロール700系新幹線セット」の場合、なんと、車両をリモコン操作で動かすことができる上に、警笛やメロディー、車内アナウンスも流すことができるので、まさに気分は運転手! 子どもにはこの体験が、まさに”カ・イ・カ・ン”なのです!
さらに、「サウンド・スチームD51セット」では、汽笛を楽しめると共に、なんとSL特有の”スチーム”まで出すことができます。
このスチーム、霧状の水を噴射し、そこにLEDの光をあてて煙状にしているものなので、子どもが手を近づけてしまっても、もちろんヤケドなどの心配は一切ありません。
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最近では、サウンド機能にプラスして、ドアの開閉を楽しめるものなど、いよいよ多彩な機能が搭載されてきています!そして、”サウンドもの”の醍醐味を徹底的に楽しみたい人にオススメなのが”サウンドステーション”シリーズです。
中でも2006年に発売された「おおきなドームステーション」は、発車ベル音からドアの開閉音、そして電車の走行音から駅員のアナウンスまで、まさにさながら駅にいるようにリアルなサウンドを楽しむことができるだけではなく、駅前にはロータリースペースが設けられており、トミカとの組み合わせで遊ぶことができます。
プラレールでジオラマ作りを楽しむ時にも、これ一つあれば創作パターンが広がること間違いなしです!
楽しさ広がるプラレールワールド
また、最近は”ニューカマー”とも言える新たな魅力にあふれた製品も続々登場しています。
1997年の「鉄道の日」に、限定商品として大人気を博したのが「ちんちん電車」、つまり路面電車をモチーフにしたプラレールでした。
現在、その流れをくんで発売されているのが「レールマップ」シリーズです。
レールマップの大きな特徴は2点あります。まず1点目は、絵本感覚で遊べる点があります。二つ折りにされたレールマップを開けば、そこに線路が付いているのでそのまますぐに遊ぶことができ、さらにはかたずける時には、パタンと閉じてしまうだけ。とっても手軽なのです。
そしてもう1点は、付属車両の路面電車の沿線風景が描かれている点。眺めていると、ちょっとした小旅行気分を味わうこともできます。
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玩具店などのデモ機の前には、常に子どもたちの姿が!また、写真の「日本一周 僕はプラレール運転士」のように、テレビにつないで楽しむ電車の運転シミュレーターゲームタイプのものも、子どもたちの人気を集めています。
プラレールにママも夢中!
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巨大なジオラマ作りもプラレールの大きな魅力の一つ。写真のように、”プラレールタワー”の中に入れば、子どもたち、もれなく大喜び!
車両を集めて楽しむもよし、親子で協力して巨大なジオラマ作りにチャレンジするもよし、親子のコミュニケーションツールになるだけではなく、子どもの創造性も育むプラレール。実はパパだけではなく、ママにもその魅力に思わずハマッてしまう人が続出しています。
今やプラレールは、世代だけではなく、性別も超えて遊べる”スーパートイ”に成長しているといっても過言ではありません。
<関連リンク>
超速報!プラレール博 in TOKYO 2007