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『子供ケータイ』徹底チェック!

最近、携帯各社から子ども向け携帯が発売され、人気を集めています。大人向けの携帯とどこが違うのか、その実力を検証してみました!

執筆者:別当 律子

子ども向け携帯電話が人気!

子ども向け携帯電話には、大人向けにはない、さまざまな機能が
子ども向け携帯電話には、大人向けにはない、さまざまな機能が
先日、小学校の卒業式後の謝恩会でのことです。あちらこちらで、お互いの連絡先をやりとりする子どもたちの小さな集まりの輪が出来ていたのですが、なんと、それぞれが「携帯電話」を取り出し、携帯の番号やメールアドレスの交換をしているのです。

NTTドコモの調査によると、2004年の段階で、小学生の携帯電話所有率は男子が16%、女子が22.7%とのことですが、2005年にインターネット調査会社の「サーベイリサーチセンター」が行った調査では、所有率50%という数字(ニッポン消費者新聞より)も出ており、子どもが自分専用の携帯を持つことが、今や当たり前の時代となってきています。

そこで最近話題になっているのが、各社から発売された「子ども向け携帯電話」です。そこで子ども向け携帯は大人向けとどんな違いがあるのか、どんな便利な機能があるのかなど、その”実力”を調べてみました。

NTTドコモ キッズケータイ『FOMA SA800i』

この3月に発売され、わずか1ヶ月の間に約8万台売れたのがキッズケータイ『FOMA SA800i』(三洋電機 製造)です。大人向けの携帯にはない主な機能は以下のようなものになります。

●ブザー機能:ストラップを引くだけで約 100 デシベル(従来の携帯に搭載されていたアラーム音の約8倍の音圧)のアラーム音が鳴ると同時に、登録した連絡先(最大3件)へ自動的に「緊急通報です」という音声の電話がかかり、それと同時にGPS機能を使って、子どもの現在位置がメールで通知されます。つまり従来の防犯ベルのように、音が鳴るだけではなく、今、子どもがどこにいるのかが、親が持っている携帯に即時に通知されるわけです。

●電源 OFF 連動機能:暗唱番号を押さずにスイッチオフをすると、自動的に子どもの現在位置を登録した連絡先に通知してくれるので、万が一、子どもが何者かに奪われ、携帯の電源を切られてしまった場合でも、子どもの現在位置を確認することができます。これに加え、バッテリーは専用工具を使わなければはずすことができない仕組みにもなっています。

●「直デン機能」:よく利用する電話番号5件分に限り、簡単なボタン操作で電話がかけられるので、小さな子どもでも容易に携帯電話を利用することができます。

●「キッズモード」:ひらがな表示、そして子ども用とは別に、保護者が暗証番号を設定できるようになっています。

●「ロック機能」:誤作動防止のために携帯を閉じればロックがかかるなど、さまざまなロック機能が充実しています。

「キッズiモード」に注目!


また、この携帯の販売に合わせて、「子どもに携帯電話を持たせたいけれど、有害サイトへのアクセスが怖くて…」という保護者向けに、「キッズiモード(アクセス制限機能)」サービスが始まっています。一般サイトへのアクセス制限、子ども向けコンテンツだけしか利用できないようにするアクセスが制限、ひらがな表示を多様、子ども向けのコンテンツの提供などが行われています。また、子どもが無意味に多様して課金が膨らむことを防げる、暗証番号機能も備えています。

>>次ページでも、子ども向け携帯電話を徹底紹介します!>>
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