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あの感動を、現代の子どもたちにも! 「世界名作劇場」が今、熱い!(3ページ目)

その昔、子どもたけではなく、家族みんなで感動の涙を流した「世界名作劇場」に、今、再び熱い注目が集まっています。何故、今、再び「世界名作劇場」なのか、その魅力に迫ります!

執筆者:別当 律子

今、なぜ「世界名作劇場」なのか


DVDで懐かしの世界がより身近に!

ところで今、なぜ、再び「世界名作劇場」が静かなブームを巻き起こしているのでしょうか?
まずは物理的な要素として、DVDや多チャンネルテレビの普及により、手軽にかつての名作を見ることができるようになったという背景があるように思います。

そしてもうひとつは、その作品の「質の高さ」でしょう。現在のアニメーションにも、もちろん名作はありますが、子どもたちがアニメを読んで興味を持って、さて、原作を読んでみようかと思ったときに、その原作の多くが漫画である、という事実があります。つまり、せっかくそのルーツにまで興味の芽を広げたとしても、それが本への興味につながっていかないのです。

また、映像の点においても、現在はコンピューターなどの普及により、刺激的な映像表現が可能になっている分、子どもたちにテレビのリモコンのスイッチを押させないように、映像やサウンドで強いインパクトを与えるような画像が多くなっているような印象があります。
しかし「世界名作劇場」では、クオリティーの高い作品を、まさに絵本を読むがごとく見ることができ、決して映像の刺激が、子どもたちを物語の世界に入ることを邪魔することがありません。

テレビやゲームが子どもたちの脳に悪影響を及ぼすとして、とかく悪役になりがちですが、それらに「子守り」をさせることなく、家族みんなで楽しみながら話し合いの素材とすれば、決して悪い影響ばかりではないと思います。その意味でも、「世界名作劇場」のように、大人の鑑賞にも十分耐えうる新たなる作品の出現を願ってやみません。

「世界名作劇場」はここで見られる!


「世界名作劇場」の作品の数々は、DVDとして楽しめる他、、アニメチャンネルアニマックスでは「私のあしながおじさん」が、キッズステーションでは複数の名作が、ファミリー劇場では「母をたずねて三千里」などが放映されています(2月28日現在)。
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