血液型性格診断からイジメに発展?!
血液型性格診断から、イジメに発展するケースが…… |
視聴者から抗議が殺到!
テレビの中で「血液型診断」が盛り上がる一方、BPO(放送倫理・番組向上機構)は、視聴者からのこれらの番組に対する抗議を受けて、テレビ局各局に血液型性格診断の番組のあり方に対し申し入れを行うという事態にまで発展しています。
集まった抗議の内容は、
・血液型と性格の関連から短所や欠点を指摘することが、無意味な差別につながる
・血液型で性格を診断することには、科学的根拠がない。しかし学者などが解説を加え、あたかも科学的根拠のあることのように放送している。
という二点に集約されているようです。
日本人の血液型は多い順にA、O、B、AB型となりますが、テレビ番組では少数派のB、AB型が「変わり者」的な印象を受ける扱いが多く、そのことから一部の子どもたちの間で、血液型による無意味な差別やいじめが発生しているというのです。
実際、寄せられた抗議の中にも、教育関係者から「子どもたちがいかにこうした占いやテレビ番組を信じやすいのか、知っているのか」といった指摘もあったようです。
血液型による性格診断の真偽のほどは、素人が断定できるものではありませんが、占いや性格診断などは、意外に子どもたちに対する影響が大きいのだという事実は、大人が認識しておくべきだといえます。