1.主賓とは?誰にお願いする?
結婚式のマナーをしっかりとおさえましょう
主賓とは、ゲストの中で主だった人という意味。仲人・媒酌人は立てないけれど主賓は立てるというケースが多いようです。会社の上司や親族の年配の方になっていただくケースが多いので、ご挨拶やお礼など失礼のないようにしましょう。
主賓は会社の上司、親族中心の披露宴ならおじさんにお願いすることが多いようです。会社の上司を数人ご招待する場合は、役職が上の人にお願いするのが礼儀です。
通常は、新郎・新婦側からそれぞれ主賓を一人ずつ+準主賓クラスの方に乾杯を依頼するケースが多いようですが、新郎側の上司に主賓としてスピーチをお願いし、新婦側の上司に乾杯の挨拶をお願いするなど、出席者の状況に合わせてプランナーさんと考えていくのがいいと思います。
2.いつ、どんな形で主賓を依頼するべきか
3~2カ月前には披露宴の招待状を発送することになりますが、そのタイミングまでにはどなたにお願いするか決めておき、両家の了承もとっておきましょう。主賓をお願いする方には、招待状を直接お持ちし、結婚式に出席いただきたい旨と、「大変恐縮なのですが、当日、主賓としてご挨拶を頂戴したいのですが…。」と依頼します。招待状の中には、祝辞をお願いする小さいカードのようなものを入れて渡します。
遠方の場合は、電話で依頼し、後日招待状を送りますが、その際、祝辞を依頼するカードを入れます。事前に何の相談もなく祝辞依頼を同封した招待状を送るのはやめましょう。
3.主賓・乾杯の方へのお礼……交通費のお車代など
主賓や乾杯をお願いした方には、「御車代」として1万円渡すのが一般的です。中には主賓だけというケースもありますし、これは考え方ですから何が正しいということはありませんが、社会的な立場のある年配の方などは気にすることも多いので、お渡ししておいたほうが後々気をもまなくて済むという考え方もあります。渡すタイミングは当日、来場されて受付を済ませた頃、招待した側の家の親がご挨拶を兼ねて渡すのがスマートです。袋の表書きの名前も招待した側の家の名字を書くのが一般的です。
4.結婚式後に再度主賓の方にはお礼を
主賓をお願いした方には、結婚式後1週間以内にお礼状を送るか、会社ですぐ会う方などには直接お礼を言いましょう。式後すぐにハネムーンに出かける場合はお土産を一緒に。【関連記事】