値上げでいくら負担増になるのか

単純な計算にはなりますが、たばこ税の増税で喫煙者にとって年間の負担がどの程度増えるか、考えてみましょう。

1日にたばこを1箱吸うと考えると、1日あたり100円、1ヶ月あたり約3000円、1年間で約3万6000円の負担増になります。1箱400円と考えると、たばこを完全にやめれば、それだけで1日あたり400円、1ヶ月あたり約1万2000円、1年間で約14万4000円が節約できます。1日に1箱たばこを吸うヘビースモーカーの方は、これだけのお金を毎年たばこに使っているんですね。

1日に2本程度たばこを吸うスモーカーなら、今回の増税で1日あたり10円、1ヶ月あたり約300円、1年間で約3600円の負担増になります。

値上げで禁煙の動きが加速

たばこが大幅に値上がりすることによって、当然ながらこれまで吸っていたスモーカーが、この機に止めて「禁煙しよう」と考えるようになります。

禁煙とは一筋縄ではいかないもので、自分だけでやろうとしても、なかなか上手く行きません。そこで、禁煙グッズや禁煙クリニックなど、禁煙関連のビジネスも発展しています。

たばこが値上がりして喫煙者の負担が増えれば、それだけお金をかけて禁煙をしてもかえってお得になります。そのため、今回の増税発表以後、禁煙ビジネスには禁煙希望者が押しかけてくるようになりました。

ある禁煙クリニックでは、値上げが発表された4月以後、来院者が増加。また、禁煙グッズの「禁煙パイポ」は、今年8月の出荷額が前年度の2倍にもなりました。