聞きたい質問は4+4で合計8つ
住宅展示場を見学するときには、見て、聞いて、積極的に質問したいものです。そこで、これだけは確かめておきたいという項目について説明しましょう。現地で聞きたい項目は、住宅メーカーそのものに関することが4つ、間取りやプランに関する4つの合計8つあります。営業担当者の対応と会社の体制について質問
確かめておきたい項目で、住宅メーカーに関することのひとつめは、営業担当者の対応です。モデルハウスでは積極的に質問してみましょう(写真はモデルハウスのものではありません)
できれば、事前にインターネットなどでざっと予習をしておき、疑問点や気になったことを見学の際に、営業担当者に質問してみましょう。そのときの答えや対応の仕方は、住宅メーカーを選ぶときの判断基準になると思います。
2つめは、会社の体制についてです。住宅展示場にモデルハウスを建てて営業活動している会社には、ハウスメーカー、フランチャイズ(FC)、工務店の3つのタイプがあります。どのタイプに属する会社なのかによって、施工やアフターメンテナンスの体制が異なります。
例えば、ハウスメーカーで家を建てる場合は、営業から、設計、施工、アフターメンテナンスといった具合に、家づくりの段階に応じて担当者が変わっていきます。工務店の場合は規模にもよりますが、1人か2人のスタッフが全工程を担当することが多いものです。転勤のあるハウスメーカーに比べ、工務店は地域密着で営業しているため、建築後も自分の家の担当者が会社に在籍しているケースが多いはず。そして、ハウスメーカーと工務店の両方の要素を持っているのがFC制をとっている会社。FCシステムの加盟店である工務店が、施工やアフターメンテナンスを担当しますが、商品開発や部材の仕入れなどはFCの本部が行います。
それぞれ特徴が違い、メリット・デメリットも異なるため、いろいろな角度から質問をして、自分の希望を一番かなえてくれそうな会社、あるいは、相性のよい会社を選ぶようにしましょう。
次ページでは、工法・構造とアフターメンテナンスに関する質問項目をみていきましょう。