マンションにしても一戸建てにしても、家を買うときは、立地条件や間取り、外観やインテリアなど、さまざまな要素が気になるものですが、その家が長く暮らせる家なのかどうかについても、見極めてから決断してほしいと思います。では、長く暮らせる家だと判断するポイントは何か。ガイドは暮らしやすさと売りやすさだと考えます。どんなことなのか、この2点から長く暮らせる家を見ていきましょう。

暮らしやすくなければ長く暮らせない

長く暮らせる家は、暮らしやすくないといけません。ただ、ひと口に暮らしやすいといっても、いろいろな要素を含んでいるので、どんな家だったら長く暮らせると判断できるのか、イメージしにくいですね。一つずつ話していきましょう。

住宅性能はまず最初にチェック

まず、暮らしやすさを左右するポイントとしてあげられるのが住宅の性能です。耐震性や耐久性はもちろんのこと、断熱・気密性も大切です。住宅の性能については、住宅性能表示制度を参考に、一定以上の水準をクリアした建物かどうかチェックすべきでしょう。

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住宅の基本性能として、最近では防犯性も気なる項目です。補助錠のついたサッシのほか、突き破りにくいガラスを採用した戸建ても増えてきました
すべてが最高等級に相当する仕様となっている必要はないと思いますが、例えば、自分は耐震性が最も気になるというのであれば、住宅性能表示制度の最高等級レベルの耐震性を備えた家を探すなど、長く暮らせる家として必要な水準を確保した家を選びましょう。

快適に暮らすために通風・採光と周辺環境は大切

次にあげられるのは、通風・採光や、周辺環境です。周辺環境については個人の力ではどうしようもできないのはもちろんですが、通風・採光も窓の位置を変えたり、窓を増やすことは難しく、後から改善するのは相当大変です。

隣地に建物が建っていない場合でも、用途地域によっては、中高層の建物が建ったり、数年後にガラリと周囲の環境が変化する可能性があります。敷地周辺の環境、用途地域、方位、窓の位置や光や風の入り方は購入前に必ず確認しておきましょう。

将来の変化に対応できるかどうか

3つめにあげられるは、間取りの可変性です。長く暮らしているうちに、家族構成が変化したり、生活スタイルが変わることがあります。そのときに、できるだけ簡単な方法で対応するには、構造と当初のプランがカギとなります。

構造がしっかりしていれば、将来のリフォームもしやすいでしょう。さらに、耐震性を確保するための柱や壁が少なくてすむ構造の家なら、リビングに廊下や階段を取り込んで空間を大きく見せるなど、実際の面積以上の開放感を演出することが可能です。また、子供室なども、小さな個室を複数つくるのではなく、大きな部屋を収納や簡易壁で仕切ることで、大掛かりな工事をしなくてもその後の変化に対応していくことができます。

これらの条件をどのくらい備えているか、自分が特に優先したい項目を重視しながら、暮らしやすい家を選びましょう。

次のページでは、売りやすさについて説明していきましょう。