ワイヤー給電システム器具とは

写真1.ルイジアナ美術館のレストラン
このシステムの場合、電線に触れても安全であることと、器具の小型化・高効率化を図るため低電圧が求められます。従ってこの器具の導入には100Vを12Vに電圧を下げるトランスの設置が必要になります。トランスは壁裏などに隠して取り付けます。

写真2.吹抜天井のダイニングルーム
このシステムと似たような器具は、何人かのデザイナーによってつくられていますが、ドイツ人のデザイナーであるインゴ・マウラー氏のものがオリジナルといえます。

写真3.インゴマウラー氏がデザインしたワイヤーシステム
ワイヤー給電システムも1985年フランスのパリにあるポンピドゥーセンタのエキビジションに展示され大変話題になりました。器具を見ると分かるのですが、2本のうでを持ったヤジロベエのようなものがワイヤーにぶら下がっておりとても親しみやすい形状です。
「YA ーYAー ho」というこのシステムの名称はまさに器具自体の表情を如実に表している言葉の響きがあります。
次の頁では、ワイヤーシステムの使用例をご紹介します。