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絵画の照明1 絵は照明次第で面白く見える(2ページ目)

美術館や街中で見かけた絵画の照明をご紹介します。美術館では絵画を損傷させないことが重要ですが、一般の装飾用絵画では思い切ってドラマチックに照明してみるのもいいと思います。

中島 龍興

執筆者:中島 龍興

照明ガイド

街で見かけたいろいろな絵の照明


写真4.フォーラムショップの天井昼景。
美術館では館内の照度を低くして鑑賞者の目を暗さに慣らすことで、絵画部は少ない照度でも明るく見せる演出が行われている所もあります。これは美術館の入り口から展示室に至るまでの空間を徐々に暗くしていく方法です。
    
入口が明るく中に入っていくに従って照度を落として暗さに目を慣らす考え方は丁度長いトンネル照明に似ています。
    
美術館と違ってさほど貴重な絵画ではなく、光による変退色をあまり気にしなくて良い場合は思い切った照明演出を行っていることも多いです。ここでは街で見かけた絵と照明の事例をご紹介します。

写真5.夕景。
写真3はショッピングモールの壁面に描かれた騙し絵です。路面側に器具を設置し、下方からのスポット照明を行うことで絵に不思議な遠近感を生み、周辺景観と上手く溶け込んでいます。

写真4、5はラスベガスのシーザースパレス内フォーラムショップの天井です。天井に描かれた空をカラー照明などで演出し、1日の空色の変化を1時間周期で表現している例です。
    
写真6はある画廊のショーウインドで見かけた絵の照明です。床に置かれた風景画ですが置き型のスポット照明で風景の一部を明るく照明しています。まるでその部分にだけ太陽の直遮光が当たっているようでドラマチックな印象を与えます。
写真6.絵画の局部照明。



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「絵画の照明2 我が家が美術館」
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