先端を行っていた天神の地下街
写真1.新しい天神地下街 |
福岡はこの10年くらいの間で、例えばベイサイド・プレイス博多やキャナルシティ博多など全国にも話題になるような大型商業施設が誕生しており、その都度、人の集まる場所が変化しています。地元の人から冗談交じりで、福岡の人は物事に飽きっぽく常に新しいものを求める人が多いから・・・と言う話を聞いたことがあります。
写真2.天神地下街の広場照明 |
私もその頃の天神地下街のプロジェクトに参加していましたので、今でも薄っすらではありますが覚えております。通路全般は確か300ルクスほどの照度が設定されていた、と思います。
当時の地下街は地下道と言う暗いイメージを払拭するために蛍光灯などの放電灯で1,000ルクス以上の明るさを求めていました。
写真3.地下街に隣接する階段照明 |
そのような時代背景に300ルクスで、しかも全般照明はビーム電球のダウンライト照明ですから、この常識はずれ(?)の空間にメディアからは絶好の攻撃対象になったことも覚えています。
次の頁では地下街の新しい照明手法についてご紹介しています。