照明・LED/照明・LED関連情報

世界最大!フランクフルト照明展

4月末に行われたフランクフルトメッセ「Light+Building」のご紹介です。照明業界の最新情報をぜひチェックしてください。

中島 龍興

執筆者:中島 龍興

照明ガイド

一堂に集まる世界の照明


写真1.高層ビルが立ち並ぶフランクフルト市内
「Light+Building」は2年に一度フランクフルトのメッセ会場を舞台に開催されています。フランクフルト中央駅から地下鉄で2つ目の、その名も「Messe」という駅に降りると、すぐにメッセ会場の入口があります。ドイツの駅には日本の駅ような改札はありませんが、会場入口には切符売り場が並び、入場者のチェックが厳重に行われていました。

会場は7つの建物が廊下でつながれ、10個のホールに分かれています。エレクトリカルエンジニアリング、ホームアンドビルディングオートメーション、建築関係システム、コンピューターシステムが約15%、テクニカルライティング系の照明や光源が約45%、装飾照明が約40%程度に大きく分かれています。このことからも照明の割合がいかに大きいかがお分かり頂けるかと思います。


写真2.LEDの道路灯(phlips社HPより)
日本からも何社か出展されていました。また、輸入品として馴染みのあるFLOSやArtemideなどのメーカのブースも、日本には輸入されていない商品も多く、購入できてもサイズや色のバリエーションが少ないことを実感しました。

照明器具の傾向としては、やはりLED製品が多いことでしょうか。インテリアの壁に組み込んだり出来る装飾的なものから、ダウンライトやスポットライトなど明るさを確保する機能的なものまで、豊富に見られます。

LEDそのものは、寿命の長さと発熱の少なさ、RGBのLEDを混光することによるカラーライティングの可変性に注目されがちですが、今回の展示会では屋外の道路照明用ポール灯でもLEDを使用したラインナップが登場していました。

会場内がある程度明るいので、LEDのポール照明だけでどのぐらいの明るさが確保できるかは未知数ですが、日本の信号機もLEDに置き換わりつつあることを考慮すると、日本でもLEDの道路照明が登場するのもそう遠くはないかもしれません。

次の頁では、メッセ期間中に行われる市内のライトアップイベントをご紹介します。
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