GWにお勧め！八ヶ岳のリゾートレストラン1

イタリアンレストランで地元食材を堪能

写真1.レストランファサード今回は当社福多佳子が照明設計協力を行ったイタリアンレストランのご紹介です。場所は小淵沢にあるリゾナーレ内のOTTO　SETTE（オットセッテ）です。イタリア語で８と７という言葉で、８は八ヶ岳、７は地元の食材を提供する７人の達人を示すそうです。インテリアの設計は今村幹建築設計事務所の今村幹・道面実香さんです。

リゾナーレは世界的な建築家マリオベリーニによる建物が有名ですが、時を経て少しずつリニューアルを重ねています。今回はロビーの近くにあるメインダイニングであるイタリアンレストランを改装しました。

写真2.改装中の様子

空間自体は、ファサードを構成するエンジ色の外壁と打ち放しのコンクリート壁、２層吹き抜けのトップライトを持つ空間と天井が低い空間が連続する構成となっています。吹き抜けの空間は眩しいぐらいの自然光が入り、開放感はありますが、天井の鉄骨に取り付けられた均一な照明によって、以前はあまり落ち着きのある空間ではありませんでした。

今回のリニューアルでは、リゾートホテル内のレストランとして、滞在者がいかにくつろいで食事が出来る空間に変身させるかが大きな課題でした。建築設計の方でトップライト部分には、適度に光を遮光出来る膜が張られることになり（写真2）、窓面には薄いグレーと白を重ねたカーテンが下げられ、自然光の直射は柔らかい光に変えられました。

次の頁では、吹抜空間に落ち着き感を出す照明演出についてご紹介しています。