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光と闇でつながる家族のかたち

株式会社遠藤照明主催の「くらしとあかり」プロジェクト(全6回)をご紹介します。私も建築家の棚瀬純孝氏と「闇の間仕切りで家族それぞれの場所をつくる」というテーマで第5回の展示を担当しました。

中島 龍興

執筆者:中島 龍興

照明ガイド

「くらしとあかり」プロジェクト


写真1.展示に触れて実際に光を体感できる。昨年の8月から6回に渡って開催されている、株式会社遠藤照明主催の「くらしとあかり」プロジェクトは、現代社会の問題点に「あかり」がどのように貢献できるかという大きなテーマのもと、建築家と照明家、各6名によるコラボレーティブな提案をしていくという企画です。

まず、建築家がこんな「あかり」がほしいというアイデアをだし、照明家がそのイメージを膨らませていきます。建築家と照明家の組み合わせは昨年行われた、公開のキックオフミーティングによって決まりました。

建築家のアイデアは「留守番する光」「液体のような光」など様々で、毎回全く違った展示方法や内容になっています。私は建築家の棚瀬純孝氏(SANAA取締役、棚瀬純孝建築設計事務所代表)と組んで、第5回(2008年11月14日まで展示)を担当させていただきました。


写真2.プログラム調光装置(左)とレイアウト図面(右)
初めに棚瀬氏から「室内に闇の間仕切りを作り出すことで、家族がそれぞれの時間を過ごせる場所をつくれないか?」という提案がありました。リビングやベッドルームが一体となった大きな室内を、家族の生活に合わせて、例えば、リビングとベッドの部分だけ暗がり(影)で分ける、というイメージでした。

実際に開催される展示会場で、棚瀬氏の立ち会いのもとで何回かの実験を行ない、結果的にはピンスポットライト器具(以下、ピンスポット)を使用して、影を立体的に映しだすという手法で行うことになりました。通常ピンスポットは、パターンを抜くゴボによって、星や雪などのモチーフやお店のロゴなどを映し出すことが多く、商業施設などで見たことがあるかと思います。

次の頁では、どのように闇の間仕切りを作り出したかをご紹介しています。
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