不良資産を引き継がないために
引き継ぐ財産はよく調べる |
中には、「親が不動産のことを何も話してくれない」、「財産をあてにされていると思われたくない」という話も聞かれます。しかし、親の不動産に関心を持つことと、親の不動産に甘えることとは違います。ほとんどの親の気持ちは、子供に不動産を相続させたいのです。私がよく聞く親の言葉は、「うちの子供はまったく不動産に関心がない」、「困っているときも忙しそうで話しづらい」などの、嘆きのほうが多いのが現状です。
親の不動産に関心を持つということは、結果的に自分のため、更には次世代のためにもなります。上手に親を立てながら不動産の情報を聞くと良いでしょう。例えば、「最近、礼金ってもらいづらいと聞いたんだけど、うちのアパートはどう?」「原状回復って大変でしょう。お父さんもいつも立ち会ってるの?」など、日常会話のなかでさりげなく水を向け、親の不動産管理の労を軽くねぎらいながら教えてもらうという方法が良いように思います。
不動産のチェックポイント
不動産のチェックポイント |