キッチン/キッチンリフォーム

まず自分の体に合うワークトップの寸法を決めましょう 成功するリフォームのコツ-2

キッチンのカウンターは何が良いの?キッチンの素材で一番関心の高いのが、ワークトップと呼ばれる作業カウンターの寸法や材質の問題です。ここではカウンターの高さの決め方と材質選びのポイントをお話いたします。

執筆者:黒田 秀雄

初回は、リフォームの工事範囲を決めることや キッチンの基本性能のお話をいたしましたが、今回からはリフォームを始める前に、決めておかなければいけないことについて順次お話いたしましょう。

1:ワークトップの高さと奥行きを決める
(C)2001 HIDEWO KURODA


1:ワークトップの寸法について 
ワークトップの高さは使う方の身長によって決まります。調理作業をするのに最適な高さは肘の高さから15~20cm低い高さが疲れにくい高さといわれています。長時間かがみ込んでの作業は疲れや肩凝りの原因となります。
輸入システムキッチンの奥行きは60cmが主流ですが、国産のものは60cm~75cmまでメーカーと機種によって違います。間口寸法に余裕がないとき奥行き寸法を広げて作業面積を増やそうというのが趣旨です。
ショールームでは靴を履いたまま検討することになりやすいので、スリッパに履き替えて普段の作業を思い浮かべながら、自分に合った最適な高さと奥行き寸法を見つけ出すことが大切です。

2:ワークトップの材質について
高圧メラミン化粧板を前後にアール加工したポストフォームカウンターは、色柄ともに豊富でコスト面 でも魅力のある材料です。耐熱性を高めるためエンボス加工したものが用いられます。
今一番人気のある人造大理石にはアクリル系のものとポリエステル系のものがあります。水仕舞いの良いアンダーカウンターシンクの取り付けができます。バックガードや手前の水返しのついた形状を選んでください。
メラミン化粧板も人造大理石も基本的には樹脂(プラスティックス)の加工品です。耐熱温度は250度位 と言われ、熱く焼けたフライパンを直接置けばたちまち膨れ上がって焦げいてしまいます。もちろん包丁で直接まな板代わりに使えば傷もつきます。 鍋敷きやまな板を必ず使うようにしてください。
耐熱性が高く傷のつきにくい材料がステンレスです。普通は0.6~0.8mm 位の厚みのものが多いのですが、ペコペコ音を解消するため1mm以上の厚みのあるシンクやカウンターを提供しているメーカーもあります。
一番自然な素材は無垢や集成材の木材です。質感は良いのですが耐水性を高めるため塗装などの表面処理を施す必要があります。もちろん傷もつきやすい材料です。これ以外にも天然石やタイルを使ったカウンターもあります。どの素材にも一長一短があります。自分のキッチンライフに一番あった素材を見つけることが大切です。
そして手入れを怠らないこと・・・
これがキッチンをいつまでも美しく保つ秘訣です!

匿名で優良会社にリフォーム相談!

ホームプロでリフォーム会社を探す

※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます