ホルムアルデヒド規制が施行されて丁度一年が経過　輸入キッチンF☆☆☆☆対応状況

昨年3月3日付けで、「住宅設備・建具・収納等のホルムアルデヒド発散等級自主表示ガイドライン」が発効し、システムキッチンや洗面化粧台からのホルムアルデヒドの発散を押さえることが決められ、2003年7月1日から施行されました。
詳細は昨年のガイド記事「住宅部品表示ガイドラインの概要」をご覧ください。
この規制にキッチン業界の受けた影響は多大なものがありますが、少なくともほとんどの国産メーカーでは、この一年の間に使用材料の変更をし規制への対応をしてきました。

ところが日本の実際の現場で、この規制の認定品でないと採用しない動きが、ゼネコン、デベロッパーに広がり、日本市場で海外のキッチンを輸入販売するためにはこの規制をクリアする必要が、ようやく認識されてきたのです。昨年後半あたりからこの規制をクリアする輸入メーカーも登場し、一部の動きですが世界規格の様相を呈するようになっています。

ユーザーの立場からいえば、住環境に影響を与える内装材や家具類が排出有害ガスの規制を受けることはとても嬉しいことだと考えますし、エコロジカルな環境がますます強いニーズとなるこれからは、世界中のメーカーが、こぞって強い規制に対応してくれることを願ってやみません。
但し、高価な原材料になるからという理由から販売価格にそのままはねかえる生産システムは再考するべきでしょう。

日本に輸入されて25年の実績があるSieMaticは、ドイツ高級システムキッチンの代表格といってよいメーカーである。

左はドイツSieMatic社の輸入販売元であるエスアンドエイチ株式会社への国土交通省認定書の写し。

平成15年11月19日付けで、
◆認定番号はMFN-1215。
◆認定をした構造方法または建築材料の名称
両面メラミン樹脂含浸紙張／パーティクルボード

詳細が知りたい方は、エスアンドエイチ株式会社へお問い合わせください。

株式会社アクタスが輸入するドイツPoggenpohl社のシステムキッチンも、高級システムキッチン市場をSieMaticと二分する企業である。

1892年に設立された世界でも有数の歴史をもつキッチンメーカーで「poggenpohl」 ＝「品質の指標」となっている。
キッチンのメルセデスと呼ばれる数々の魅力にあふれたキッチンである。

左はドイツPoggenpohl社の輸入販売元である株式会社アクタスへの国土交通省認定書の写しをまとめた資料。

○平成15年11月19日付けで、
◆認定番号はMFN-1194。
◆認定をした構造方法または建築材料の名称
PET樹脂シート張／ポリウレタン系接着剤他／メラミン樹脂シート表張／MDF

○平成16年2月13日付けで、
◆認定番号はMFN-1154。
◆認定をした構造方法または建築材料の名称
両面低圧メラミン樹脂含浸紙張／パーティクルボード

○平成16年2月13日付けで、
◆認定番号はMFN-1155。
◆認定をした構造方法または建築材料の名称
両面ウレタン系塗装／両面天然木突き板張／酢酸ビニル樹脂系接着剤他／パーティクルボード

詳細が知りたい方は、株式会社アクタスへお問い合わせください。

ドイツシステムキッチンの中でもトップブランドのキッチンメーカーZeyko。シュヴァルツヴァルトで育った高品質の素材と、そこで生まれた伝統あるクラフトマンシップが、モダンでクオリティーあふれるキッチンをつくり出している。

輸入発売元は、大阪に本社のある株式会社クッキングプラザ。

左が星四つの認定部材リスト表です。詳細はクリックすると拡大一覧表がご覧になれます。

この表は、Zeykoの認定使用材料リストですが、今年から輸入販売を開始する「NOLLF」社のシステムキッチン認定使用材料リストもこちらからご覧になれます。

詳細が知りたい方は、株式会社クッキングプラザへお問い合わせください。