HOTERES JAPAN 2006
第6回・厨房設備機器展 2006 3月14日~3月17日開催中!
先週のジャパンショップに引き続いて、キッチンに興味のある方必見の見本市が始まりました。国際ホテルレストランショーとフードケータリングショーそして厨房設備機器展の三つの展示会が東京ビッグサイトで併催されています。この記事では特に厨房設備機器展出展メーカーを中心にご紹介します。ご紹介したメーカーはできるだけリンクをはっていますから、その企業の公式サイトを是非ご活用ください。
例によってビッグサイト入り口の立て看板。初日開会前の風景
会場受付風景・数ある展示会の中でもセンスの良いデザインだ
会場構成図:東展示棟6ホールのすべてを使った大規模な展示となった
HALL1から始まる厨房設備機器展でまず目に入るのが東京ガスの展示ブース。
ガス厨房のメリットを調理実演を交えて積極的にアッピール。
昨年も出展していたドイツ・ヴィンボック(Winboeck)社製の換気天井システム。東京ガスの業務用厨房総合サイト「TASK」のなかの「快適厨房計画」の事例に日本橋に平成16年3月オープンしたスペインの三つ星レストラン「RESTAURANT SANT PAU」(レストラン サン・パウ)が紹介されている。
このブースでは浅草にあるフレンチレストランの大宮シェフにバッタリと出会いました。調理実演で来られているそうですが、この換気天井システムの効果を体験して自分の店での採用を検討したいのだと話してくれました。
もうひとつの目玉はガス厨房の欠点でもある輻射熱による「暑い厨房」を解決するため、空気層で断熱したダブル構成の回転釜。厨房環境の改善は急務である。
学校給食設備で有名な「服部工業」の低輻射熱式ガス回転釜。
こちらは「日本調理機」の低輻射熱式ガス回転釜。
TOTAL KITCHEN GOODS Silver Arrowで知られる業務用厨房機器の卸商社「遠藤商事」の展示ブース。厨房機器卸問屋各社でも扱っているが、日本炭酸ガス製の食材をムース状にするCO2エスプーマと、液体窒素ガスの小型ボンベを使った新製品のエスプーマに人気が集まっている。かのスペインの究極のレストラン「エルブジ」で使われている食材をムースにするエスプーマは亜酸化窒素ガスを使っているそうですが日本では食品添加物として認められていないため炭酸ガスや液体窒素ガスを使っているそうです。4年近く前のガイド記事『キッチンガイドが選んだ「男の逸品」ソーダサイフォンの魅力』でもソーダサイフォンでエスプーマが作れないものか書いています。興味ある方はご一読を・・・。
テーブルサービスや収納棚などアメリカの厨房コンテナーメーカーCAMBROの展示ブース。
(C)Mar. 2006 Copyright HIDEWO KURODA KITCHEN SYSTEM LABO.INC.