キッチン/ビルトイン機器・選び方

日立最新型IHとビルトインオーブンレンジ

最新型のトリプルIHクッキングヒーターとビルトインオーブンレンジを実際に使った実感レポートです。

執筆者:黒田 秀雄

試して合点!使って納得!Vol.40
日立最新型トリプルIHクッカーHT-A9TS+
ビルトイン電気オーブンレンジMRO-SK201Sを使う


日立から最新型IHクッキングヒーターが発売されました。3年半使ってきたナショナル・オールメタルIHクッキングヒーター(左2kWIH『湯沸しのみ3kW』+右2kWオールメタルIH+中央1.25kWRH)を交換してから3週間が経過したので、実際の使用感を含めてご報告します。

当時のナショナルのオールメタルIHはアルミや銅の鍋を使うと実際のパワーが半分近くに落ちてしまうため実用的ではなかった点と、中央のラジェントヒーターが赤熱してガラス面を熱くして、煮こぼれの焼き焦げをつくっているお客様を数多く見てきたこと、又温度コントロールがほとんどできないことなどからラジェントヒーター不要論を説いてきました。

日立の新型IHにはいろいろなタイプがあります。ダブルオールメタル、シングルオールメタル、トリプルIHなどがあり、各々に600mm幅と750mm幅があり、各々にレンジフード連動タイプもあります。日立のオールメタルはアルミや銅の鍋でも2.6kWのパワーが出るそうなので、パワー不足を感じることはないと思いますが、今回選択した機種は中央もIHのトリプルパワーIH(3kW+3kW+1.6kW)です。作動中の音がほとんど気にならず、グリルの排煙をナノチタンで消臭し、ほとんど煙も出ない「サイレントケムレス」タイプの水なし自動両面焼き大型グリル付きのHT-A9TSです。



ビルトインタイプのオーブンレンジも、最新の過熱水蒸気機能(ナノスチーム)付き200V大火力ビッグオーブンMRO-SK201Sに交換しました。
電子レンジはPAM1,000W・700W・500W・200W・100Wの切り替えができ、オーブンは3,800W、グリルは2,600Wというパワーを持っています。オーブンの庫内寸法はWide415mm×Depth380mm×Height246mmで庫内容積は41リットルあります。


次のページでは、IHとビルトインオーブンレンジの設置工事の様子を報告します。

 (C)July. 2007 Copyright HIDEWO KURODA KITCHEN SYSTEM LABORATORY INC

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