キッチンづくりお役立ち情報-1
キッチンの高さ寸法は、どう決めるの?
1-まず,自分にあったワークトップの高さを決めましょう!
住宅の新築計画やリフォーム計画をすすめるにあたって、一般的には平面計画を検討することから始めることが原則といわれています。
たしかに平面図の検討も大切ですが、あわせて同時に検討していただきたいのが、立面図です。
それは、生活する家族の身長が様々な生活シーンに大きな影響を与え、育ち盛りの子供がいるご家庭と、高齢のご家族と同居される方のお住まいでは、生活空間の高さ寸法は大きく影響を受けるからです。
特にキッチン空間の中では、高さの問題はとても大切です。長時間の作業が続いても疲れにくいワークトップの高さや、コンロ・レンジフード・冷凍冷蔵庫・オーブン・食器洗い機などのキッチン機器の高さ、食材・食器・調理道具などの使い易い収納高さなど、すべては使う人の身長が基本となります。平均的な寸法で作られているメーカーのキッチンも、自分なりの身長に合わせて見直してみると愛着もますますわいてくるでしょう。
今回はキッチンの高さ寸法をどう決めれば良いのか、ステップごとに順を追って詳しくご説明します。
■STEP:1 まずご自分の身長(A寸法)と目の高さ(B寸法)に合わせて、ワークトップ(=作業カウンター)の高さ(C寸法)を決めましょう!
A:あなたの身長(mm)
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B:目の高さ(mm)
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C:最適なワークトップの高さ(mm)
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1400
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1300
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740
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1450
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1350
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770
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1500
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1400
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800
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1550
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1450
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830
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1600
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1500
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860
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1650
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1550
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890
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1700
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1600
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920
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1750
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1650
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950
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1800
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1700
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980
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1850
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1750
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1010
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■STEP:2 ワークトップの高さとシンクトップの高さは同じで良いでしょう。
シンクの深さは約200mmありますから、家族数が多くシンク作業が長時間かかる調理や後片付けに時間がかかり,かがむ姿勢が続くことが多いキッチンの場合は、ワークトップ高さを上の表の基準より30~50mm高くするのも良いでしょう。
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