KDCM主催「木材のルーツを探る新木場セミナー」
参加レポート
次の訪問先は、フローリング材で有名な昭和6年創業の細田木材工業。インテリア材以外にもブラジル産の「イペ」を使ったウッドデッキ事業にも乗り出している。
フローリング材の塗装工程。従来のウレタン塗装から脱ホルム塗装への変換が進んでいる。
新しい塗装法SSG仕上げは、特殊液体ガラスを含浸させて表面コートを形成し、今までにない質感表現ができる。
村山先生の説明に熱心に聞き入る。
次の訪問先は、戦前の「角材問屋入札組合」から戦後「千石市場」に発展し、昭和51年に新木場に移転して「東京木材市場」として再スタートした。
木材市場は業務形態によって「単式市場」と「複式市場」に分かれ、東京木材市場は直接木材の売買に携わるのではなく、複数の売方と買方との間の仲介者としてその役割を果たし、売方より一定の委託手数料を得るという複式市場の形態をとっている。
この市場の主要取扱い木材は6対4の割合で外用材が多く、針葉樹の構造材が多い。積み上げられた材の梱包にはロシア語表記も目立つ。