首都圏で上昇し続ける中古マンション

中古マンション価格は2ヶ月連続で上昇
先の「売り渋り」を背景に、新築マンションが人気エリアで枯渇しているためか、中古マンションの取引価格も2ヶ月連続で上昇しているようです。

(株)東京カンテイが発表した2006年11月度の「三大都市圏・主要都市別/中古マンション70平方メートル価格月別推移」によると、11月の首都圏全体の中古マンション価格は2,530万円(前年同月比3.0%上昇、前月比1.4%上昇)と 2ヵ月連続で前月比上昇し、5ヵ月ぶりに2,500万円台に回復しています。

なお、都県別では、特に東京都、神奈川県で上昇傾向が高く、中でも東京都は3,356万円・前年同月比7.9%上昇と際立っています。

一方で、千葉県と埼玉県ではほぼ横ばい状態。
※同社に登録された中古マンション(ファミリータイプのみ)の売り希望価格を各行政区単位ごとに集計・算出。その平均坪単価を、70平方メートル換算したもの

なお、主要都市別でいうと、

■東京23区で3,713万円(同10.3%上昇、同1.6%上昇)。前月は下落しましたが、上昇傾向は顕著です。

■横浜市が2,356万円(同4.3%上昇、同 1.6%上昇)、千葉市が1,609万円(同 ▲2.4%、同 ▲0.1%)、さいたま市が1,950万円(同2.1%上昇、同 ▲4.5%)。全体的に見て上昇傾向を維持しているといえます。

■近畿圏は1,701万円(前年同月比4.9%上昇、前月比 ▲0.6%)となり、わずかに下落。

■中部圏は1,411万円(同4.8%上昇、同0.9%上昇)と前月比では5ヵ月連続の上昇で、24ヵ月ぶりに1,400万円台を回復しています。

以上を考え合わせると、特に東京23区を中心とする首都圏の人気エリアに物件を所有している場合には、売却の環境はかなり有利な状況にあると考えていいでしょう。

一方で、千葉、埼玉などはまだ顕著な上昇傾向はないため、都心の人気エリアの中古マンションを売却して、千葉・埼玉に広い家を買う、などという買い替えは非常にやりやすいといえるのではないでしょうか。但し、今後の売却可能性がある場合には、資産価値の面も考え合わせなくてはならないので一概に有利とはいえません。

めまぐるしく移り変わる現状の不動産市場は、有利に買い替えを進めるためにも、逐一動向をウォッチしていきたいところです。

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