パソコンを手に持って絵を動かす
2D物理お絵かきソフト「OE-CAKE!」では、水滴がはじける動きや、さらに細かい気体の流れまで、精密に計算された動きをします。
まるでスケッチブックに描いた絵を立てたときに、空想の中で絵の中のものが落ちたり、はじけたりするような、不思議な感覚です。無重力状態ではまた想像できないような動きをするので、絵を描いたあとも、絵の動きや変化に、しばらく目が離せません。
しかも「OE-CAKE!」では、固定されたパソコンの中だけでなく、「加速度センサー」に対応しているパソコンであれば、下図のようにパソコンを持って傾けることで、絵の中のものを動かすことができるのです。(動画を別ウィンドウで見る)
実際に絵や写真で遊んでみよう
写真やほかのソフトで描いた絵を取り込んで、「OE-CAKE!」で楽しんでみましょう。
画像を取り込むには、「OE-CAKE!」のシーンの「重力(Gravity)」を有効にして、時間をいったん「停止(Pause※)」にします(※括弧表記は英語版の機能名になります)。
「物性(Physics)」をここでは「こめ(Rice)」に設定して、ここではマフィンの画像ファイルをドラッグ&ドロップで取り込みます。↓
絵の周りを透明にするには、あらかじめ透明なレイヤーに絵を描いて、PNG、TIFF形式で保存しておきます。 |
絵を取り込んだら、「停止(Pause)」を解除します。すると時間が動き出し、取り込んだ絵が動いたり変化します。「停止(Pause)」を解除すると、下図のように…↓(動画を別ウィンドウで見る)
このようにして「OE-CAKE!」では24種類の「物性(Physics)」ボックスに並んでいるいずれかのボタンを押してから描いたり、絵を取り込んだりします。
Mac版の物性ボックス(左)と、英語版のPhysicsボックス。 |
線の太さは「ブラシ(Brush)」と「鉛筆(Pencil)」から選べますし、描く色も「カラー(Collar)」で選ぶことができます。Mac版では線の太さも調整できます。
四角形を描いたり、色を塗り替えたり、絵の中のものを動かしたり、壊したりと、もう絵の世界の中では好き放題描いて、破壊王にもなれちゃいますよ。
また、カチカチに固まっている絵も、一部分だけぶよんぶよんさせるなど(?)、描いたあとからも物性を変えることもできます。