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素朴なカゴ細工の歴史が語るin Sardinia.1(3ページ目)

12世紀に建てられたという古城にあるカゴ細工の工芸品のミュージアムからデザインの原点をさぐります。

菅野 民子

執筆者:菅野 民子

インテリアスタイル実例ガイド

生活を彩る伝統のカゴ編み


ウッディーの陳列台に置かれているのは、生活の中で使用されていた葦などの植物を使って編まれた道具です。コレクションのハイライトは沼地の葦で作られた葦船。湖の魚取りに使われていたものらしい。


さまざまの植物繊維を編み上げたこれらの美しいバスケットや魚取りの道具、農機具としの民芸道具は、サルデーニャの日常生活で使用されたものです。カゴ編みの工芸品が古くから歴史を刻みながらサルデーニャの文化として根付いているからこそ、このように世界的にも珍しいカゴだけのミュージアムがあるのでしょう。

カードには「Palme Pasquali」と書かれていた。椰子の繊維で編まれたれた小さなオブジェたちは復活祭(イースター)で使われたようです。


サルデーニャの素朴なカゴ細工の歴史が語るデザインの原点を探るは次回に続きます。

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