展示場に着いたら、まず総合案内所へ

展示場イメージ
百聞は一見にしかず! ゼロから建材を選んで作り上げていく注文戸建て住宅だからこそ、展示場見学は重要な情報収集の場
さて展示場に着くと、オシャレな外観のモデルハウスがずらっと並んでいます。スタッフジャンパーを着た営業マン(ウーマン)が声をかけてきます。「あっココ素敵!」とついモデルハウスの中に入ってみたくなりますが、ちょっと待って。場当たり的に片っ端からモデルハウスに入っていると、広い場内はとても回りきれません。

展示場に着いたら、まずは総合案内所(インフォメーションセンターあるいはセンターハウス)で会場地図をもらい、可能なら「こんな住宅を探しているのだけど、どのモデルハウスから回ったらいいでしょう?」「今日はどこでどんなセミナーをしていますか?」などと質問してみましょう。そして案内所を後にしたら、まず展示場内をグルリと一周。全体的にどんな傾向のモデルハウスが並んでいるのか、展示場そのものの特徴を把握し、気になるモデルハウスがあったら地図に印を。そして前もって考えておいた1~2社の企業候補と突き合わせて、多くても5~6棟の候補に絞り込んでおきます。

個人情報保護法で展示場見学がしやすくなった!?

ここまでクリアしたら、ようやく意中のモデルハウスの中へ。モデルハウスの前でまず立ち止まり、外観と商品パネルを確認。入り口ではたいてい「アンケートをお願いします」と記名を求められますが、平成17年4月に施行された個人情報保護法により、強制的な記名やその後のDM営業が制限されるようになっています。

かなり前向きに検討している企業なら記名してもいいのですが、そうでない企業の場合は「まだ家づくりの時期が決まっていないので書かなくてもいいでしょうか?」とヤンワリ断るか、住所や電話を書かずにメールアドレスだけ記入して「最新情報やイベントなどがあったらここに送ってください」という答えにとどめておくのも手。もちろん、法律で個人情報は保護されていますから、「記名は結構です」ときっぱり断ることも失礼ではありません。

モデルハウスはココを見よう

さて、モデルハウスではどこを見たらいいでしょう? 最近の調査では、実際にモデルハウスを訪れて建築した人は「間取りや空間」「素材や部材」のチェックはもちろんのこと、耐震強度偽装や悪質リフォーム問題などが影響してか、以前より「構造」をより重視して見学していることがわかります。「モデルハウスで営業マンに特に説明してほしいこと」として6割の人が「構造・性能」を挙げており、展示場でチェックする対象として「構造・性能」を重視する人が増えています。
展示場アンケート
モデルハウス来場前の「構造」重視派が5%に対し、来場後に建築した人の「構造」重視派は18%と3倍以上に増えています(出典:住まいづくり研究所)

商品を選ぶ際には、どうしても目に見える間取りや外観デザイン、インテリアや設備という面に視線が行きがちですが、展示されているプランや間取り・設備は一つの参考にすぎず、予算や設計によってかなり違ってくるので、これらで企業間比較するのは現実、難しい面があります。

「構造」や「企業姿勢」について質問してみよう

むしろ展示場で企業間比較するなら、企業や社員の姿勢も判断材料に。自社商品の売り込みばかりせず、あなたの立場に立って話を親身になって聞いてくれるか。「平均的な坪単価はいくらくらい?」「このモデルハウスでオプションはどれ?」「他社商品とどこかどう違うのか?」といった多少踏み入った質問をぶつけてみて営業マンの反応をみることで、その企業の姿勢が垣間見れるかもしれません。

住宅展示場は五感で学べる一戸建て情報の宝庫であり、各社の技術力の結晶でもあります。自分軸をしっかり決めていれば、展示場ほど勉強になる場はありません。たとえ出展メーカーでなく、工務店や建築事務所に依頼しようと考えている人にとっても、モデルハウスのプランや内観をみることは大きな参考になるはず。むしろ、「経験も情報も豊富な営業マンから、自分に必要な情報を引き出してみよう!」という気概で臨んで大いに活用してしまいましょう。

【関連リンク】
・住宅展示場協議会
・住まいづくり研究所「おうち*くらぶ」

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