「賃貸暮らしでも、セカンドハウスを持つ」という生き方

ガイド セカンドハウスや週末住宅を建てる人って、年代的にはどのような方が多いのでしょうか?

鈴木氏
「家族のためにあえて週末住宅をもつケースが増えています」と語る鈴木氏
「バラバラ……(笑)。特にこの年代に集中しているという傾向はありません。定年を機に、という方もいらっしゃれば、小さいお子さんのいらっしゃる30代の方もいらっしゃいます。仕事が超多忙なDINKSの方とか、さまざまです。ただ、現代的な感覚だなと思ったのは、東京では賃貸暮らしなのに、セカンドハウスを持ちたいという方が結構いらっしゃるというところです。子育てに対する考え方もあったりするのでしょうね」

ガイド ほぉ……分かるような。東京では一戸建てがなかなか叶わず賃貸マンションだけど、セカンドハウスなら大自然の中で広々一戸建てで、子供をのびのび過ごさせたい、と?

セカンドハウスイメージ
「子供たちと庭でバーベベューをしたい」との施主の要望を受け、敷地内の小川を呼び込んだ設計に。鈴木さん名づけて「軽井沢のしとしと雨を愉しむ家」
「ええ。仕事もありますから、移住まではできないけれど、足を延ばせば庭がもてて、子どもに土をいじらせられたり、思い切りバーべキューできる、『東京では得られないことを』というイメージですね」

「おっしゃるとおり、東京では戸建てをもつことは本当に大変ですし、持てたとしても庭までは……。中途半端な小さな庭に甘んじるなら、東京や都会ではマンション暮らしでも、軽井沢など自然が豊かなところで、敷地もゆったりあって、トータルでも安い!と」

家族が都会を離れて初めて、一つになれる場所

ガイド なるほど。その感覚は新しい感じがしますね。すると、年代によって建てる目的が違ったりするのですか?

「これは年代というより、その方の置かれた環境というか、ケースバイケースですね。趣味や読書に没頭したいとか、友達呼んでワイワイしたいとか、『薪ストーブVS暖炉の対決を突き詰めたい』とか。ただ、最終的に皆さんに共通しているのは、家族や夫婦のためだということですね」

内観イメージ
緑豊かな大自然を思い切り室内に取り込むため、内装はシンプルな白い壁に木板をアクセントに
「今の時代、誰もが忙しいじゃないですか。夫婦も共働きだったり、お子さんも塾に行ったり。さらには、お子さんも成長して独立してしまうと、なかなか家にも来てくれない。そんなとき、セカンドハウスが家族のコミュニケーションを補ってくれるのです。避暑とか、そういうことが目的でなくて、『週末をゆったり過ごす』それも『家族で』。そのためのセカンドハウスなのです」

「とにかくセカンドハウスへ行って、ゆったり過ごしたい。これこそ皆さん共通です。だからセカンドハウスを建てる時にも、必ず家族や夫婦の存在がありきで、それぞれ好きに過ごすにしても、個室ベースでなく、あくまでみんなで過ごす場所が欲しい。これが主役です」

テラス
こんなテラスで身を大自然にゆだねれば、いつにない家族の会話もできそう……
「たとえばバス・トイレや寝室くらいが何となく分けられていれば、それでOKみたいなところがありますし、むしろ、そういう空間も同じボリュームのなかに取り込んで、同じ面積でも広々ゆったり感を出したいみたいな。家族が集まって同じ時間を豊かに過ごすためのツールとして、薪ストーブや暖炉があったり、テラスや露天風呂があったり、BGMやオーディオ環境だってこだわりたい、などなど」

次回は、新しい二世帯住宅としてのセカンドハウスの役割や、土地・素材・依頼先選びのポイントについてインタビューします。お楽しみに!

【関連記事】
「都会のリゾートハウス」という贅沢
愛車とガレージを眺めて暮らせる家
あえて低く暮らす~オトナ夫婦の家(上)
オトナ夫婦の微妙な距離感って?(中)
見た目9割でキマル!ホームパーティ住宅
人生が変わる!キッチン住宅

■All Aboutで「毎月の家計」について、アンケートを実施中です!
回答いただいた内容をAll About記事企画の参考にさせていただきます
※毎月5名の方にAmazonギフト券1000円分をプレゼント

「毎月の家計についてのアンケート」に回答する


※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。