南北に長い日本列島。地域の多様な自然や暮らし方により、地域特有の様々な食文化をもたらしました。日本人の主食のお米でも、コシヒカリ、あきたこまち、ササニシキ、ひとめぼれ、ミルキークイーン、つがるロマンなど目白押しだし、最近では、つや姫、元気つくし、ゆめぴりか、さがびより等が、各地から続々と登場しています。

画像はイメージです

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このお米を、炊いて味をつけたり、具を入れたりした「おにぎり」は、平安時代に貴族が宴会などでお供の人にふるまった屯食(とんじき)が始まりといわれています。そして、戦国時代の武士が戦の時の携帯食として用いたもので、江戸時代にはすでにその地位を確固たるものにしました。

そして現在。形も地域によって色々あります。三角、太鼓、俵、ボール・・・歴史と伝統が詰った日本の田舎の美味しい主張をどうぞ。

*データは毎日新聞社刊『県民性大解剖「隣り」の研究』 を参考にさせて頂きました。

地域によって「おにぎり」の形が違うのはどうしてか?

コンビニエンスストアの食科学研究所が進化説を唱えています。

・最も簡単に握れるボール形が原点。その後、太鼓型になり三角形へと進化した。各地でばらつき見られるのはその名残りであ~る。
・俵形は握り飯の系譜とは別。弁当箱の米飯を箸で食べやすくするために始まった。上方では芝居見物が盛んだったため、重箱に詰めた習慣が伝えられおるのだ。

おにぎり分布図

日本のおにぎりの形分布図

一方、仙台在住の郷土史家はこう指摘する。

・東北地方に太鼓型が多いのは、ろくな副食がなかった昔、玄米ばかり食べるため、大きな握り飯をどんぶりに入れて作ったからであろう。
・関西は料理が豊富なので主食は少なくてすむ。小さければ握りやすい三角形にしたのではなかろうか。

おにぎりは現代人のファーストフードになったのか?

最大手のコンビニでは年間の「おにぎり」販売個数はなんと、約12億5千万個(平成18年度)とか!! 遠足や運動会などイベントのお供、身近なランチのパートナーとして、世代を問わず絶大な人気を誇りコンビニの定番アイテムになっていますね。

コンビニでは様々な種類の「おにぎり」を販売しているだけでなく、しばしば安売りセールを行い、お客をおにぎりの常連にさせるよう工夫をこらしています。味はもちろんですが、種類や形など多種多様な商品を展開し、店頭での目も楽しませる工夫が、ゴハン好きに美味しいと思わせているのかもしれません。

地域でショップで、様々なアイデアが生かされる「おにぎり」。あなたの田舎の「おにぎり」は、三角、太鼓、俵、ボール?

おまけ:地域のおにぎり面白ネーミング集

ネットで探せば見つかるぞ。
開拓おにぎり/ゴロハチ茶わんのにぎりめし/だまっこもち/たんぽもち/菊かおり/五目笹巻/つっとこのむすび/けんさ焼/さくらおにぎり/百万遍/畑芋もち/秀吉おにぎり/サンショむす/合戦むすび/ふきだわら/柿の葉ずし/目張りりずし/ほうば飯/なれずし/たわらむすび/赤貝めしの焼きおにぎり/ナラチャメシのにぎ/メノハむすび/イリコ飯にぎり/おたま/かなぎご飯/ゴックウさんのにぎりめし/里芋めしのおにぎり/三ゴロ飯のにぎりめし/あくまき/サンニンおにぎり……
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