新築やリフォームの際に、一般的に多く取り入れられる床材はフローリング。しかし、フローリング以外でも、天然の素材を用いた、コルクやココヤシ、竹といった床材も、性能やその素材感などから注目されています。ここでは、それらの床材の種類と特徴をまとめました。

[写真協力] DAIKEN  

あたたかみのある素材感、弾力性や吸音性などが魅力のコルク

あたたかで柔らかな歩行感が特徴なので、寝室にも適する床材。 UV抗菌耐摩耗塗装仕上げ。[コルクフロアー12]

あたたかで柔らかな歩行感が特徴なので、寝室にも適する床材。 UV抗菌耐摩耗塗装仕上げ。[コルクフロアー12]

コルク樫の樹皮を原料とした木質系の床材。コルクを粒状にし、加工しながら焼き固めたものです。タイル状のもの(コルクタイル)だけでなく、コルクフローリングとした商品もみられます。

堅牢で耐久性に優れ、吸音性、断熱性も高いのが特徴。また、適度な弾力性があるので、足腰への負担も少ないというメリットもあります。水にも強いので、リビングや寝室、子供室だけでなく、キッチンや洗面室などにも使用することができるでしょう。浴室に使用できる商品も提案されています。

メーカー商品は、厚みや色味のバリエーションも豊富に揃っており、床暖房対応のものも。無塗装の商品や天然オイル仕上げ、耐久性や耐摩耗性を高めたウレタン仕上げのタイプなどもあります。また、ナチュラルな色みだけでなく、ブラックやホワイトなどのカラーもあるので、インテリアに合わせてコーディネートすることも可能です。

コルクは、木を伐採せず、再生する表皮を利用するので、環境保護の観点からもエコロジーな素材と言えるでしょう。

ココヤシや麻などの天然繊維を原料にした床材

熱帯地方に育つココヤシや麻の天然繊維を原料にした床材もあります。ココヤシの繊維は、リグニンが多く含まれたセルロースの繊維なので、丈夫で水にも強く、腐りにくく、カビも生えにくのが特徴。サイザル麻は、耐久性や防音性、断熱性や調湿性などに優れ、汚れや水に強い素材です。商品としては、タイル状となっており、色味や繊維の織り方によって、さまざまなタイプがあります。

いずれも、ざっくりとした独特の風合いが特徴。色味だけでなく、織り方にも変化を持たせた、さまざまな商品が揃っています。洗面室など水まわりを始め、室内でペットを飼っている場合などに用いてもいいでしょう。

これらの天然素材は、裏打ち材にどんな材料が使われているのかで、断熱性やクッション性は変わります。ショールームや商品見本などで、その性能や機能を確認するようにしましょう。

強度があり、環境にも優しい竹

竹は、木材よりも弾力があって丈夫と言われている素材です。繊維の方向が一定で反りにくく、曲げ強度や圧縮強度もあります。

繊維を組み合わせ、圧縮成形した床材は竹(バンブー)フローリングと呼ばれ、強度があり、傷がつきにくく、収縮膨張も少ないことも特徴。タイル状の商品や床暖房にタイプした商品もみられます。成長するサイクルが早い竹は、持続可能な資源として注目されている素材のひとつです。

洋室でも取り入れやすい畳

和紙でできた機能性の高い畳表が特徴。ダニやカビの発生を抑え、耐久性や撥水性にも優れる。[インテリア畳undefinedZIPANGここち和座undefined敷き込みタイプ]

和紙でできた機能性の高い畳表が特徴。ダニやカビの発生を抑え、耐久性や撥水性にも優れる。[インテリア畳 ZIPANGここち和座 敷き込みタイプ]

畳は、昔からあるお馴染みの床材ですが、畳床が天然素材の稲わらを用いた本畳のほかに、畳床に天然木質繊維やポリスチレンフォーム板を用いたものなどもあります。また、畳表に「こより」にした和紙、麻や草木を用いた商品などもみられます。

和室をプランニングしなくても、最近では、リビングやベッドルームの一角に畳スペースを設ける例も多くみられす。畳縁のない畳を用いてモダンな 空間としたり、移動することもできる置き畳を取り入れるプランも。メーカーから提案されている商品には、カラーバリエーションも揃っているので、自由に組み合わせることも可能です。

自然の素材を用いた床材は、その質感が大きな魅力であると同時に、調湿性や断熱性など内装材としても優れた機能も備えているものが多くみられます。部屋の機能やインテリアに合わせて、上手に取り入れるようにしましょう。


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