床リフォームがとても手軽になっています。今ある床の上に新しいフローリングを重ね張りするレイヤー工法なら工事は簡単、解体が無い分、費用も節約できます。最近では、専用材のバリエーションが増えて、様々なタイプが選べるようになっています。

フローリングを重ね張りするレイヤー工法なら楽にできる
〈床リフォームが簡単に〉

フローリング

床のフローリングリフォームは解体が手間。

古くなった床のフローリングをリフォームしたいけれど、全部剥がして張替えるととなると大変そう、とあきらめの声を聞くことがあります。

確かにフローリングを剥がすには、壁との境目に取り付けられている幅木や下地板が絡んだり、大きな音やホコリが出たりするなど、工事に手間がかかります。

そこで工事の手間を減らし、住んでいる人が辛くないよう、リフォームの時は今ある床の上に新しいフローリング材を重ね張りする「レイヤー工法」が多く採用されています。レイヤー工法なら、解体の手間や時間を省くことができ、廃材処分の費用も節約できます。

しかし通常のフローリング材の厚みは12mm~15mm程度ありますので、重ね張りをすると厚みの分だけ床の高さが上がってしまい、段差ができたり、キッチンが低く感じられるようになったりなど、デメリットもありました。

 

両面テープで張る厚さ1.5mmの重ね張り専用フローリング材も
〈床リフォームが簡単に〉

そこで最近増えているのが、重ね張りリフォーム専用のフローリング材です。厚みが1.5mm~6mm程度と薄く、両面テープや接着剤で張り付けるだけのタイプもあります。厚みが薄ければ、床の段差に伴う付属工事や高さへの違和感が減り、今までの重ね張りのデメリットの多くを解消できます。

フローリング張り

重ね張りリフォーム専用のフローリング材。厚み1.5mmで両面テープで張るだけ。1ケースで3.3平米、17,000円-税別(WPBリフォームフロアー/パナソニック


フローリング材の表面仕上げは化粧シートや天然木などさまざま
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床リフォームで、重ね張り専用フローリング材を選ぶ際に注意したいのが、表面の仕上げです。例えばこのページの上の写真の商品は厚み1.5mmですが表面は化粧シート、フィルムに木目をプリントしたものです。見た目はかなり天然木に近いのですが、やはり素材感や足触り、立体感も違います。

天然木のリフォーム用床材

表面に天然木を張った重ね張り専用フローリング材。厚み6mmで接着剤と釘を併用して施工する。1ケースで3.3平米、16,000円-税別(フォレスティア6T/大建工業


上の大きな写真は厚み6mmの重ね張り専用フローリングで、表面に天然木が張り付けてあり、木の風合いを楽しめます。しかし厚くなる分、床に若干の段差ができ、リフォーム工事には接着剤と釘を併用する必要があります。

ひと口に重ね張り専用フローリングと言っても、厚みや素材の種類にはいろいろあります。部屋の形状や求める優先順位によって選んでいきましょう。

重ね張り専用フローリング材は、下地の状態の影響を受けやすい
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レイヤー工法とは、古い床を下地にするものですから、平滑でしっかりしていることが、リフォームを成功させる大事なポイントです。特に重ね張り専用フローリング材は薄く、下地の影響を受けやすいので、リフォーム前に今の床の状態をしっかりチェックしてもらいましょう。

【レイヤー工法の注意点 - 商品により条件は変わります】
  • 下地や床組の状態を確認し、腐食部は重ね張り前に補修する
  • 床鳴りがする場合は、重ね張りで直すことはできないので事前に直す
  • 畳やカーペット、クッションフロアのような柔らかい床の上に張るのは不可
  • クッション付き防音フローリングの上に張るのは不可(リスクを承知で張る場合も)
  • 5mm以上の段差ができる場合は、見切り材やミニスロープなどで解消する

天然木の風合いを楽しむ

本格的な木の風合いを楽しめる重ね張り専用フローリング材も。厚み6.4mmでブラックチェリー、ハードメイプルなどの天然木が張ってある。写真はシカモア(ライブナチュラル スーパー6/朝日ウッドテック


上の写真は表面に天然木を張ったタイプの重ね張り専用フローリング材で、薄くても本格的な木の風合いが楽しめます。また床暖房にも対応していますので、厚み5.5mmタイプの薄型温水パネルと併せて使用すれば、重ね張りでも合計12mmで床暖房の設置ができます。

その他、張り方向はどっち向きが正しい?適材適所のフローリング材の選び方、張替えと重ね張りはどっちがいい?など床の張替えリフォームの注意点は、下記で詳しくご紹介していますので、あわせてご覧下さい。
床リフォームでの上手なフローリングの色選び方法、合わせやすいドアの色、希望のインテリアスタイルを作るカラーコーディネート術は下記でご紹介しています。
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