洗面/洗面・サニタリーの新商品・トレンド

デザインすっきり4.8L洗浄タンク式トイレ

住まいの設備機器や建材は日進月歩。このコーナーでは、そんな新商品やショールームオープンなどの情報をお届けします。今回は、デザインもすっきりとしたタンク式トイレをご紹介しましょう。

岩間 光佐子

執筆者:岩間 光佐子

住まいの設備ガイド

新商品
ウォシュレット一体形便器「GG」
[TOTO]


毎日家族みんなが使用するトイレ。空間づくりとしてより快適さが求められていると同時に、節水に関しても気になるところといえるでしょう。そんなニーズに応えるように、最近のトイレは、節水技術が日々進化しています。

今回ご紹介する商品は、4.8Lの洗浄水を実現したタンク式トイレ、ウォシュレット一体形便器「GG」。コンパクトなローシルエットも大きな特徴です。

タンク式でも洗浄水4.8Lに

水不足対策から世界でもトイレの洗浄水量を規制している国が多くあります。主に6Lでの規制が行われていますが、一部の地域では4.8Lも始まり、今後この動きが広がっていくとか。

TOTOでは、電気制御式のタンクレストイレで、4.8Lという少ない洗浄水のタイプを発売していますが、今回ご紹介するトイレは、タンク内の水の勢いで押し流す重力エネルギーのみのタンク式です。

画像の代替テキスト
ウォシュレット一体形便器「GG」 すっきりとしたローシルエットのデザインは、空間を有効利用できる
タンク式で4.8Lと少ない水での洗浄を可能にしたのが、「ツイントルネード洗浄」。これは、便器のリム面から水平方向に便器ボウル面全体を洗浄するトルネードと、ボウル下方のサイドゼット穴から出る垂直方向のトルネードによって、強力な旋回流を発生させて汚物を流すというもの。ふたつの水流によって立体的な水流が生じるので、洗浄水は4.8Lでも、リムからの洗浄水は従来のタンク式トイレの1.3倍とか。水位が上昇しながら洗浄するため、便器内側をしっかり洗い流してくれるという特徴もあります。

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水平の水流と垂直の水流によって少ない水でも汚れを洗い流す
また、陶器表面がツルツルの仕上げとなっているため、少ない水量でも効率よく汚れを落とすことも。その他、男性の小用時や掃除の際に少しだけ水を流したい場合など、「小」のボタンよりも少ない水で流せる、「eco小」ボタンもついているので、より細かな節水が可能でしょう。

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