建物の総費用はどうなっている?
一般に、家づくりにかかる総費用は「
本体工事費」「
別途工事費」「
諸費用」の3つの要素で構成されています。
本体工事は、建物としてほぼ完成した状態につくりあげていくための費用です。本体工事の中でも大まかに「躯体工事費」「仕上げ工事費」「設備工事費」の3つに分かれます。基礎つくり、柱を立て梁を架け渡すといったのが躯体工事。外壁を塗装したり、内装のクロス貼り、床のフローリングといったのが仕上げ工事。建具や造作家具、主要設備(キッチン、トイレ、浴槽など)の取り付け、電気や水道の内部配線・配管といったのが設備工事となります。
本体工事だけでは、まだ住める状態にありません。実際に人が暮らせる状態にもっていくためにかかる費用が別途工事費です。具体的には、外からの水道管の引き込みや排水工事、ガスの配管工事、カーポートや門扉といった外構工事、冷暖房工事などの費用です。その他、建てる前に行った解体工事費も含みます。
※住宅メーカに依頼した場合は、照明器具の費用が入ってきます。
家を建てる際に、建築やローンに伴うさまざまな手続きが必要です。例えば、建築確認申請、各種登記、住宅ローンなど。これらの手続き費用や税金の他に、引越し代などの工事費以外にかかるものが諸経費に含まれます。
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※一般に、坪単価というのは諸経費は含まれませんが、別途工事費が含まれていない場合も多いので、別途工事の内訳をきちんと確認しておくことが必要です! |
◆総工事費の8割を占める本体工事!その中身を見てみましょう!!
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