住宅工法/耐震住宅・住宅工法

耐震性のある家づくり2【躯体工事編】 骨組み+接合金物で耐震性UP!(2ページ目)

最近目立って使われている接合部の金物。縦方向の力には強い木造ですが、金物や耐力壁によって横揺れに対する抵抗力を補えます。ずさんな工事の噂される今日ですが、正しい使い方と施工法を自らチェック!

佐川 旭

執筆者:佐川 旭

家を建てるガイド

柱と梁、耐力壁、金物をバランスよく使うことで、木造も耐震性能をもつことができます。最近話題の悪徳リフォーム・施工会社などでは、不気味に留められた金物群やずさんな施工を目にします。接合金物は適材適所に不過足なく使うことが耐震効果を引き出すことにつながるのです。

接合金物の施工は大丈夫?

一般に基礎工事が終わると棟上げ式(上棟式)が行なわれます。しかしこれはあくまで骨組みだけでその後約1ヶ月以上かけて躯体工事は終了します。この間に現場に出向き、木材の接合部の金物はどのように使われているか、金物は上手く機能する位置に取り付けられているかチェックしてみましょう。これらは現場で説明を受けるとより理解が深まるので、担当者に遠慮なく聞いてみましょう。
接合面に隙間ができている。
これではせっかくの金物の効果もダウンしてしまいます。
金物が正しい位置に取り付けられています。ただし、
クギの本数が足りていない

クギの本数も強度に関わる重要な要素です。施工者のこのような手抜きに注意。
筋かいの取り付け位置が悪く、ボルトが隅にきている。
筋かいは柱と土台に半分ずつかかる

のが正しい付け方です。

念入りにチェックしたい

建築団体や個人でチェックをしてくれる所があります。インターネットでも検索・依頼が可能です。予算は2時間で3万円くらいを見積ってください。
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