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子育て世代の家づくりは家族の交流がテーマ(2ページ目)

家族内事件、学校内事件が近年になって目立ちます。子どもを取り巻く環境が悪化し、親も手がつけられないということも。しかし基本は家庭、家環境です。子育てと家づくりは今同じテーマを抱えています。

佐川 旭

執筆者:佐川 旭

家を建てるガイド

●共働き夫婦は家事効率を高め、子どもと密な交流の場を設ける
共働き夫婦にとって子どもと接する時間はおのずと少なくなります。そこで密な時間で親子関係を深めたいですね。それにはアイランドキッチンがよいでしょう。家族でキッチンを囲みながら作業できます。そこに会話がなくても一緒に取り組むことで、気遣いや細やかな気配り・思いやりが生まれます。

●どこかほっとする空間をつくる
間取りや空間がきれいに仕上がったとしても、人間の体がそこに直に触れることはあまりありません。直接触れるのは家具です。触覚にやさしい自然素材や経年変化の美しい素材がいいでしょう。

また家具は婚礼家具や既存の家具を持ってくることもあるでしょうが、家づくりに合わせて選びます。家具は機能はもとより色や大きさ・形を含めて空間との調和が大事です。家具で家づくりのイメージが台無しにならないように気をつけましょう。

盲点は収納量とゴミ箱


子どもの成長に合わせて意外と気がつかないことが収納スペースの確保とゴミの量です。ストックするものが増えてくるので、たっぷり収納を十分に考えておくことです。またキッチンやリビングなどゴミ箱をどこにおくのか、どんなゴミ箱をおくのか考えておきます。そうした小さなものひとつでインテリア空間は変わります。キッチンは子どもの躾も考え、ゴミが分別できるスペースを設けたいです。分別マークを貼るなど楽しみは膨らみます。


子どもの教育の基本は家庭にあります。親子で会話を重ねたり、いろいろな思い出をつくることで子どもは健やかに成長していきます。その思い出をつくるステージが家づくりでもあります。

関連リンク集
子育てする家づくりの設計法
ほっとしない家の処方箋-色とイメージの連想ゲーム
帰りたくなる家ってどんな家?「ホッとする家」のキーワード
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