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春のアレルギー対策!花粉やシックハウスを防ぐ方法

春になっても穏やかでいられないのは花粉症の方でしょうか。春は新居へ引っ越しをする人も多いことでしょう。新しい生活でアレルギーが出てしまっては穏やかではいられませんね。シックハウスやを防ぐ方法や花粉症の対策についてまとめました。

佐川 旭

執筆者:佐川 旭

家を建てるガイド

花粉症・シックハウス症候群…見えないものこそ油断できない

花粉症とシックハウス症候群はどちらもアレルギーが原因

花粉症とシックハウス症候群はどちらもアレルギーが原因

春の季節に悩ましいのが花粉症。花粉症はアレルギー反応のひとつですが、シックハウスもまたアレルギー反応です。シックハウス症候群は住宅の建材や内装材から発生する化学物質で室内の空気が汚染され、住む人の健康に影響を及ぼします。目に見えない敵と闘うには十分な対策をしていきましょう。

家でできる花粉対策

花粉症の人に限らず、花粉やPM2.5、黄砂など空気の汚れは家に入れないようにしたいものです。記事「家の中でできる花粉対策8選!花粉がつく場所を知ろう」では換気扇や室内干し間取りのプラン、床や壁の花粉がつくポイントなど家の中でできる対策を8つ紹介しています。

シックハウス症候群の症状・原因

シックハウス症候群では次のような症状がみられることがあります。
  • 原因不明の頭痛  
  • 目がチカチカする  
  • 肩こり
  • イライラする 
  • 鼻がツーンとする  
  • 下痢、便秘
  • 疲れる、だるい 
  • 喉が渇く 
  • 喘息、呼吸困難 

原因として代表的なものは鼻にツーンとくるホルムアルデヒドで、合板に幅広く使われています。トルエンやキシレンといった揮発性有機化合物もくせものです。これは塗料や接着剤に含まれています。その他トイレの芳香剤、衣類の防虫剤なども注意が必要です。

シックハウス症候群にならないために

新築時に化学物質が出にくい安全な建材や内装材を選ぶことが先決です。最近はフォースター(F☆☆☆☆)の製品が多く、安全性は高まってきています。フォースターは最も配慮の高い建材の意味で、建材には必ずマークが記されています。日曜大工DIYセンターではスリースター(F☆☆☆)以下のものも多いです。安全度の高さでは無垢材や天然素材です。しかし臭いに敏感な人はヒノキや杉の木の香りにアレルギー反応を起こすことがあります。あらかじめ素材のサンプルを取り寄せて、においを嗅いだり、少しの間身近に置いて反応を確認することです。

体に優しい、評判のこだわり製品

珪藻(ケイソウ)土
海底に堆積した植物性プランクトン(珪藻)の化石でその殻の部分が珪藻土といわれているものです。これを水で練り上げ、壁材に利用しています。調湿機能に優れ、結露を防ぎマイナスイオンを生成する働きがあります。

自然塗料

植物の葉や茎、根などの自然素材が原料です。海外の塗料もありますが、日本の高温多湿の気候を考慮したものもあります。

コルクの床材
ポルトガルや北アフリカ産コルクが原料で、人体には無害、断熱効果もあり結露の発生を抑えてくれます。

 

住まいではしっかりシックハウス対策をしたはずなのに、なぜか臭いが気になるという人がいます。原因は家具またはカーテンのケースが考えられます。購入時にしっかりチェックしておくことです。近年の住宅は気密性が高いので、定期的に空気の入れ替えも必要です。
 

※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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