住宅工法/耐震住宅・住宅工法

一戸建て住宅の構造について知る(2ページ目)

構造は人間で言うと骨にあたる部分ですので、家を建てる時に一番重要な選択になります。構造の選択は耐用年数やメンテナンスとの関係もあります。建てた後の維持管理費も含めて検討すると良いでしょう。

佐川 旭

執筆者:佐川 旭

家を建てるガイド

大空間が可能な鉄骨造


鉄骨造の骨組み
一般的に住宅では、「軽量鉄骨造」が用いられます。厚さ3~5ミリの薄い鋼材を用い、鉄筋の筋かいを入れて建物を支える構造。重量は木造とRC造の中間で、柱の間隔を空けた大きな空間をつくることが可能です。ただし、火熱に弱いため耐火材料で鉄骨を覆う必要があります。また、薄い鉄板なので壁内結露による錆対策として防錆処理が必要です。


耐震性、耐火性に優れているRC造


打ち放し仕上げのRC造
コンクリートの中に鉄筋を入れたのが「RC造」。コンクリートも鉄筋も不燃性のため耐火性に、また、コンクリートは摩擦が少なく腐ることがないので耐久性にも優れています。ただし、ひびが入ってしまうと浸水し、コンクリートの中性化を早め鉄筋に錆が発生し腐食してしまうので、こまめに点検し早めに補修をする必要があります。

RC造の工事の様子をまとめたものはこちら。
RC造の集合住宅・監理報告書1
RC造の集合住宅・監理報告書2


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