住宅設計・間取り/キッチン・洗面・寝室・子供部屋の間取り

こんなデザインが危ない!!(2ページ目)

家庭内で起きた不慮の事故死は年間約1万人で、交通事故死と同数です。特に高齢者や幼い子どもの事故が多く発生しています。安全な家づくりをしていくことこそ、もっとも基本的で重要なことなのです。

佐川 旭

執筆者:佐川 旭

家を建てるガイド

具体的にはどこが危険なの?


■大きなはめ殺しのガラス・・・衝突

玄関ホール、中庭、インナーテラスなど、外の風景を取り入れてダイナミックかつ開放的な使い方をしたい時、大きなガラスを採用します。そういったときに子どもが走ってガラスに衝突するというケースも考えられます。ガラス手前にフラワーBOXや、何らかの防止棚などを設ける工夫が一時期は必要かもしれません。


■出入り口の段差・・・転倒

建具を挟んで、外と内の床面の仕上げ材の違いや段差がある場合には気をつけることです。具体的には玄関扉、勝手口の扉、浴室のドア・引戸などです。設計上どうしても外と内の段差が生じる時には建具に工夫をし、下部分に透明のガラスを入れて見えるようにしておくということもひとつのアイデアです。


■階段まわり・・・転倒・転落

とにかく階段での事故は家庭内でもっとも大きな事故につながります。特に危険なのは、コーナーの三段上がりと、階段周辺にガラスを用いることです。万一のことを考えて、階段周辺には、ガラスは採用しないことです。



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