田舎暮らし/田舎暮らし・スローライフ情報

田舎暮し夫婦のロングステイ体験(2ページ目)

移住を目指す人にとって、またとない体験の舞台とノウハウを学べるロングステイ。今回は、二度目の人生をワクワクさせてくれるヒントを探しに出かけた、田舎暮らし夫婦のスローな島体験記です。

堀江 康敬

執筆者:堀江 康敬

田舎暮らしガイド

12月17日(土)

見えない技術・縁の下の力持ち

バカンス村での初めての朝。カーテンを開けると目の前に珊瑚礁の海が広がっています。まだ寝坊している女房を残してビーチの探検へ。真っ白な砂、透き通った海の水、遠くに珊瑚礁に打ち寄せる波頭が白く眺められます。

散策の後、振り返ると私の足跡だけしかない。そして真っ白な砂の上には、くまでで付けたらしい細い美しいラインが。どうやら深夜か早朝に、スタッフが掃き清めているようです。Early birds pick out the worms. (早起きは三文の得)!バカンス村のスマートなサービス。本日最初の幸せな出来事です。

ランチもビュッフェスタイル。何と、ランチとディナーには赤・白ワインがフリーサービスです。

ガイド:
「いいのかなぁ、お昼からこんなんで」
女房:
「いいのいいの、土曜日だし、ロングステイだし」

あたりを見回すと、今日はやけに外国人が多い。外国人同志、ゲストの日本人と外国人、ワイワイと食事を楽しんでいます。

女房:
「ね、あのテーブルの彼、夕べのアジアンショーで踊ってなかった?」
ガイド
「む、笑ってるのは、遅くまで一緒に飲んでたシドニーの人だ」

G.Oたちです!昼間っからワインを飲んでる!スタッフとゲストが自然に解け合えるホスピタリティ。世代によっては苦手な人もいるかもしれませんが、私たち夫婦はこのバカンス村が身近に感じられました。離れたテーブルのG.Oが、微笑みながら私に手を上げます。ウ~ム、午後からの仕事は大丈夫なのか?と、余計な心配をしつつ私もワイングラスでご挨拶。

ハヤシでイチャリバチョーデー

午後からはバカンス村を離れて近郊のスポットへ。名蔵湾でマングローブ植樹とネイチャーガイド、ミンサー織り体験、そしてバスガイドさんによる三線を弾きながらの島唄の披露。南の島の風景が、車窓をゆったりと流れていきます。

島の夜、遂にIさんを先頭に、念願の民謡酒場に突入!しばらく島唄のライブにひたっていると、舞台の演奏者から次々とご指名が。飛び入りでのハヤシ(太鼓)演奏です。

タウン誌編集長のTさんが派手に叩く、女房も叩く、新聞記者のHさんが遠慮がちに、フォトグラファーのIさんが舞台で三線を弾く、席に戻っては泡盛を飲む、お店のママから引きずり出され即興の踊りカチャーシーが始まる。旅情豊かなはずの石垣の夜は、やがて舞台と客席が一体化し熱狂の渦に。

ここではみんなイチャリバチョーデー!(出会えば兄弟)


次は、ロングステイの「退屈」満喫サービス
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