詩情と伝説に包まれた島/姫島(大分県)
瀬戸内海西端、国東半島の伊美港より北へ6kmの地点にある人口約2,700人の離島です。四面を海に囲まれて水産資源に富む地形にあり、島周辺は魚の宝庫。奇厳断崖の海岸線など、風光絶景で瀬戸内海国立公園の一環をなしています。
※島のイチオシ
キツネ踊り/子供たちの狐の化粧とユーモラスなしぐさが可愛らしい、姫島盆踊りを代表する踊りのひとつ。
※島の仕事
日本一の養殖車エビの産地。漁家所得の向上や豊富な魚介類のPRのため「姫島かれい祭」「姫島お魚祭り」などを催し、また、新たな水産加工への取り組みもあり、水産業発展が期待されています。
※移住者のための情報
・寝たきりにさせない・しないために、島の常勤医師が老人のいる各戸を訪問し、看護や簡易浴槽を持ち込み入浴させるという活動を実施。高齢者生活福祉センターが診療所に併設されており、医療、保健、福祉の連携体制が図られています。
・役所内の情報センターにおいて、CATVにより行政放送等の文字放送や漁港監視・多重放送を行い、持続的な活用方法の検討が進行中。
※島のウェブサイト>>大分県ひめしま
頑張る!「藍島開拓団・島で遊び隊」/藍島(福岡県)
北九州の小倉港から渡し船で35分の、人口約340人の小さな島。島全体がフラットで高い山も道のアップ・ダウンも少ない。島南端・北端の景色は良く、南端は海水浴やキャンプに適しています。但し公共の水道設備等はなく、水は自前で用意することが必要。※島のイチオシ
イカ島ショー/島民が主体となりまちづくりNPOの協力を得て、今後の島づくりや活動計画を検討するワークショップを毎月1回開催。
※島の仕事
美しい海に囲まれた自然豊かな島で、アワビ・サザエの水揚げ等、漁業が島の基幹産業となっています。
※移住者のための情報
・本土市民から構成された「藍島開拓団・島であそび隊」との協働による、漂流物収集による島の美化、漂流物を利用したベンチ・オブジェなどの設置活動を実施。
・島の現状を本土市民に知ってもらう「環境フォー ラムin藍島」を開催し、島の明るい未来に向けて着実にその変革の歩みを進めています。
※島のウェブサイト>>藍ノ島(北九州市)
島ぐるみで伝統の神舞を継承/祝島(山口県)
瀬戸内海国立公園に浮かぶ人口約570人の小さな離島。島の周囲約12km。カヌーでゆっくり休憩しながら回れば約4時間で周遊できます。島内には石積みの練塀で囲まれた家が多くあり、その狭く入り組んだ路地とともに、独特の情緒を醸し出しています。
※島のイチオシ
神舞(かんまい)/山口県の無形文化財指定。千年以上昔から今に伝わる神事で、4年に1度開催。三隻の神船を中心に櫂伝馬船など、百余隻に及ぶ大漁旗で飾った奉迎船が織りなす、勇壮な入船・出船の海上神事が行われます。
※島の仕事
主な産業は農業・漁業。気候風土がビワの栽培には非常に適しており、無農薬に近い方法で栽培が行われています。
※移住者のための情報(HPからの情報です)
・畑で自家用の野菜を作り、波止で魚釣りをすればおかずは結構まかなえるので、生活費はあまりかかりません。
・定年退職された人でも祝島ではまだまだ青年?の部類ですから、島に帰ってからあれこれ活躍の場はあります。
※島のウェブサイト>>祝島ホームページ
島を丸ごとアドベンチャーラン/沖の島(高知県)
人口約300人の高知県唯一の離島です。足摺宇和海国立公園区域内に位置し、温暖な気候と美しい景観に恵まれており、磯釣りやダイビングなど海洋レジャースポットとして人気が高い。
※島のイチオシ
あちこちで見られる石段や石垣に囲まれた家々は、潮風や季節風など島の厳しい自然環境と長い歴史が生んだ独特の景観になっています。モザイクのように美しい段々畑、魚や野菜を干すための干棚などに風情が漂います。
※島の仕事
基幹産業である水産業はやや厳しい状況。このため安全で良質な水産物の安定供給と、若い人が意欲を持って就業できる夢のある水産業の実現、活力ある漁村の創造をテーマに水産基盤の整備に取り組むことを目標にしています。
※移住者のための情報
・“島を丸ごとコースに”を謳い文句にした「沖の島アドベンチャーラン」を平成16年から開催。前夜祭には郷土料理を囲みながら唄や踊りも交えて交流し、参加者と島民が一体となって親睦を深めています。
※島のウェブサイト>>宿毛市ホームページ/沖の島
次回は、イッキに北海道まで北上します。まだまだあるぞ、島好き垂涎の島々。