ミュンヘンのエリアガイド(3ページ目)

ミュンヘン観光のハイライト　旧市街北部

マリエン広場から北の旧市街は、ミュンヘン観光のハイライト。バイエルンの王都のたたずまいが残る、優雅で高級志向のエリアです。

旧市街北部のメインになるのはオデオン広場。バイエルン王家由来の観光名所はここに集中しています。壮麗なレジデンツ（王宮）や将軍堂、バロック建築のテアティーナ教会などの歴史的な建築に、一流のオペラやバレエ、クラシック音楽を楽しめるバイエルン国立歌劇場、ドイツ一美しい劇場と謳われるキュビリエ劇場など、伝統ある劇場があるのもこの近辺。なお、国立歌劇場は8月がシーズンオフで、上演はほとんどありません。

オデオン広場の南側は、高級ブティックと一流のホテルやレストランが集中するエリア。マクシミリアン通りと、西の突き当たりにあるフュンフ・ヘーフェという高級ショッピングセンターには、ヨーロッパの一流ブランドが軒を連ねます。ミュンヘン最高級のホテル、フィーア・ヤーレスツァイテンがあるのもこの通り。ちょっとリッチにこの界隈で食事するなら、高級レストランでのメインディッシュは一人前20ユーロくらいから。

旧市街北部では、かつてバイエルン王室御用達だったビアホール、ホーフブロイハウスでの一杯もお忘れなく（1リットルジョッキなら6.9ユーロ）。また、やはり王侯貴族の御用達だった高級デリカテッセン・ダルマイヤのコーヒーやお菓子などは、気の利いたお土産にもなるはず。ダルマイヤはカフェと星付きレストランも併設しています（レストランのディナーコースは約100ユーロ～）。

旧市街から外れますが、バイエルン王国に興味がある人は、ミュンヘン市西部のニンフェンブルク城もお見逃しなく。美しい庭園に南ドイツを代表するロココ宮殿は一見の価値ありです。