マリンブルーに浮かぶ島々/鹿児島県奄美 瀬戸内町
伝統や古い民俗が多く残る秘境的な名所があるとともに、大島海峡を中心としたマリンレジャーのメッカでもある。島々を行き交う船などの交通機関も発達し、病院や福祉施設なども整備され、暮らしやすい町になっている。
瀬戸内町のココが魅力
・世界でも稀有の美しい海底を誇る大島海峡。色とりどりのサンゴ礁や熱帯魚の行きかうマリンブルーの海中で、ダイビング、ウインドサーフィン、サーフィン、ジェットスキーで楽園の海を満喫することができる。
・奄美南部の瀬戸内町には、その地形に似た抑揚のある「しまうた(ひぎゃ唄)」が数多く生まれ、今なおシマの、あるいはシマを離れた人々の心の故郷となっている。奄美の島唄の次代を担う「元ちとせ」さんは、瀬戸内町嘉徳の出身。
・シマの宴には欠かせない「黒糖焼酎」。米こうじと奄美特産の黒砂糖を主原料に醸造された蒸留酒で、独特の甘みと香りを持った酒。お湯割り、ストレート、オンザロックなどでも楽しめるが、パッションフルーツやぽんかん、たんかん等のジューズでカクテルにするの南国流。
古の町並みを偲ぶ美しい町/鹿児島県蒲生(かもう)町
町の中心部には、薩摩古流の兵法に基づく美しく機能的な町割り、武家屋敷群が往時のまま残っている。その他にも日本一の大クスとともに、時を刻んだ蒲生八幡神社など数多くの文化財・史跡が町内各地に残っている歴史のある町。
蒲生町のココが魅力
・町の高台にある蒲生八幡神社境内には、日本一の巨樹「蒲生のクス」(国特別天然記念物)はそびえ立っている。推定樹齢約1,500年、樹高30m、根回り33.57m、目通り幹囲み24.22mあるが、樹の根元は約2m近く埋もれており、本当の根回りはもっと大きいものと推測される。幹の下部は凹凸が多く、幹の内部には直径約4.5m(タタミ8畳分)の空洞をなっている。
・地域農林水産物、加工品、工芸品などを販売する、蒲生町物産館「くすくす館」。外観は、町の景観を意識した藁葺(わらぶ)き屋根を連想させる和風スタイル。店内の構造が一般的な物産館のような販売空間だけではなく、休憩や情報収集を行える多目的空間を設けている。