家具選びは木に気をつけて
ナチュラルなインテリアには木の家具が似合います。木が持つ魅力を十分に味わうには、無垢材※や、突板※の家具が良いでしょう。木の家具は、樹種の違いや木目の使い方でイメージが変わります。すっきりとした印象を目指すならば、木目が強くないものや、まっすぐの木目(柾目)の家具がおススメです。無垢材を使った家具は、木目の出方が同じものはありません。また、年月を経るにつれて表情も変わってきますから、そういった変化も楽しんでくださいね。※無垢(むく) 天然木の一枚板。「ソリッド」ともいう。 重厚で高級感がある反面、合板のものよりそりやゆがみがでやすい。大きな一枚板は高価なため、太めの無垢材を何本か張り合わせた材を使う場合もあります。
※突板(つきいた) 木目を活かすように木を薄くスライスしたもの。合板の化粧張りに用います。
メープル材を使ったワゴンテーブル。手元まで引き寄せられる形なので、リビングだけでなくベッドルームにもおススメ。優しげですっきりとした木目のメープル材は、シンプルナチュラルな家具によく使われる樹種の1つ。(画像:All Aboutスタイルカタログ) |
ソファや椅子の貼り地、クッション等には、コットン、ウール、革といった自然素材を使ったものがおススメです。麻やコットンはさらっとした感触なので春~夏にかけては気持がよいのですが、木枯らしの季節には温もりが欲しくなるもの。カバーを掛けたりひざ掛けをプラスしたりして模様替えを楽しんでもいいですね。
左:麻の素材を使ったシンプルなソファ。白は汚れやすく敬遠されがち。カバーリングタイプを選べば、クリーニングも手軽にできますね。(画像:All Aboutスタイルカタログ) 右:オットマンやスツールとして活躍する小ぶりなチェア。ホワイトアッシュ材を使っています。メープル材に比べると少し粗い木目。貼り地は綿麻使いでナチュラル感たっぷり。(画像:All Aboutスタイルカタログ) |
ライティングで暖かみ+陰影を
白い光で平面的に照らす蛍光灯は人工的なイメージになります。暖かみのある白熱灯や、蛍光灯でも電球色を選ぶといいですね。ナチュラルなインテリアには、太陽や月の光など自然にある光のイメージが相応しいでしょう。部屋全体を煌々と照らすよりも、スタンドやペンダントといった部分照明を使って、空間に陰影をつけるとぐっとオシャレな印象になります。照明器具は、シェードやアームに布や木など自然素材を使ったものがしっくりと合います。また金属を使う場合には、塗装してあったり、つや消しのマットな質感のものを選んでみましょう。
左:ちょっと懐かしいようなレトロな感じのペンダント。白い塗装仕上げて優しい印象に。(画像:F.O.B COOP) 右:流木と石を使ったスタンド。こんな遊び心のあるスタンドも面白い。(画像:SEMPRE) |
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