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これで成功!インテリアコーディネート依頼(4ページ目)

インテリアコーディネーターの方に、コーディネートサービスを受けるにあたってのポイントや成功の秘訣などを伺いました。依頼をするなら絶対に成功させましょう。

執筆者:鈴木 理恵子

ショップにする?インテリア事務所にする?

ガイド:最近、インテリアショップでもコーディネートサービスを見かけます。ショップ以外のコーディネーターとの大きな違いは何でしょうか。

Yさん:ショップ以外に依頼した場合のメリットは、幅広い範囲からインテリアアイテムをセレクトできるところ。ショップは、そこの商品が主であるいうことでしょうね。

ガイド:百貨店でも、インテリアサービスを行っている場合もありますね。提携しているブランドもバラエティに富んでいると言えるでしょう。

Iさん:あとは、直接販売できるかできないかもあります。ショップは扱っている商品の販売なので、購入時にカード利用できたり、上手くいけばセール品もあって購入しやすさがありますね。

反対に、インテリア事務所やコーディネーター個人に頼む場合には、コーディネートという『ソフト』部分が売り物。商品の割引は多少できても、セール品となると価格面では太刀打ちできない場合がありますね。

Yさん:提案した家具を、お客さまに見に行ってもらったら『セール中でここより安かったわ』と言われてしまうと…。『そこまでお安くはできません』と答えざるを得ない。

ガイド:膨大な商品の中から、お客様に合ったものを選んだ労力を考えると…厳しいですね。

こうすれば成功する コーディネートの依頼
こちらは、フリーランスのインテリアコーディネーターの事例。高級感のある落ち着いたイメージのインテリア。レイアウトから、家具、照明やカーテンなども合わせてトータルにコーディネートを提案。使いやすく美しい空間になっています。(S邸 インテリアコーディネート:吉本眞理子)

ガイド:個人のコーディネーターとこのようなインテリア事務所との違いはどうでしょうか。

Iさん:現状だと、個人対個人で探すのは難しいかもしれませんね。インテリアコーディネーター側の発信も弱いし、また、もしお客様が個人のコーディネーターと会ってから相性が合わないと感じた場合に、断るのはちょっと気が引けたりしませんか。

Yさん:その分、弊事務所の場合にはコーディネートのシステムが確立されていて、インテリアコーディネーターと相性が悪い場合には、断ることもOKとあります。依頼するのも気が楽かもしれません。登録インテリアコーディネーターの多いところはお客様の要望に合わせて選ぶことももできますから。

Iさん:システムが確立されていると料金や方法が明確な反面、打ち合わせスタイルの自由が利かないこともありますね。打ち合わせの回数が増えるとお客様に負担がかかるので悪いなぁとか。個人への依頼だともうちょっと融通をきかせますけど。

Yさん:インターネットでこのような事務所を探してくる方は、料金システムをよく理解されている方が多いかも。以前担当したお客様で、レイアウトの依頼を受けたことがありました。お客様もソフトの提案だと割り切って、手持ちの家具の置き方や買い足すものアドバイスをさせていただいたのですが、それはそれで良かったと思います。

ガイド:日本では『ソフト』にお金を払うという感覚が薄いように思いますが、そのような依頼の仕方もいいですよね。

【成功への秘訣 その4】
依頼内容によって依頼先の検討を。
ショップは基本的に取り扱い商品の範囲で。インテリア事務所やフリーランスの場合は、幅広い選択が可能。

商品のテイストが気に入っているのならばショップにお願いすることも良いでしょう。しかし、扱う商品の巾は様々。ファブリックや照明、インテリア小物などどこまでのコーディネートができるのかを確認します。コーディネート料は、商品の購入が前提なので無料のところがほとんどです。

ショップ以外の場合は、幅広い商品の選択と、レイアウトのみのアドバイスから窓掛け照明家具や小物までを含めた全体のコーディネートまでできるというのが強み。コーディネート依頼の範囲によって費用が変わってきます。依頼する場合には、インテリアコーディネートサービスを行っている事務所や都道府県のインテリアコーディネーター協会に問い合わせてみるといいでしょう。

《取材協力》
IC21東京近郊を中心にインテリアコーディネートサービスを行っています。登録インテリアコーディネーターも多数あり。


インテリアコーディネートをお願いするのは、どこにお願いしようか、費用はどんなもの、どんなことができるの?とちょっとドキドキですよね。その不安を少しでも解消していただけるとガイドとしても嬉しいです。

そして、インテリアコーディネーターはプロ。いろいろなアイディアをいくつも引き出しにしまっています。でも、お客様の要望がつかめないとどのアイディアを出していいのか迷うこともあります。依頼をする側もコーディネーターから素敵な提案を引き出すつもりで、打ち合わせに積極的に参加して良い部屋を作ってくださいね。

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