建築家・設計事務所/建築家住宅の実例

六本木ヒルズを望む「c-MA2 元麻布」 これぞデザイナーズ(2ページ目)

デザイナーズマンションのディベロッパー「リプラス」が元麻布に建てた「c-MA2 元麻布」を見てきました。一見3階建てに見えるその建物は、じつは5層。各戸が戸建て感覚のそのマンションの住み心地は?

執筆者:坂本 徹也

都会的でかつ機能的
 メゾネットタイプ 202号

 
風が南北に抜けるLDK   リビングと寝室の間の吹き抜け

メゾネットタイプは、いきなりI字型の長細いLDKに入ります。目の前に105号と同タイプのキッチンとダイニングを一体化させたカウンター型キッチン。友だちを呼んでのパーティなど、都会的なライフスタイルを楽しむにはもってこいの空間と言えそうですね。こちらは開口部が南北に開いており、風の通りもいい。六本木ヒルズを見ながら冬のホットワインパーティなんて、ちょっと優越感にひたってしまいそう。

 
南向きの快適なバスルーム      吹き抜けのある寝室

階段を上がると天窓のある寝室。こちらは南面に開いたバスルームを持つ開放的なプライベート空間になっていました。六本木ヒルズの灯を見ながら眠りにつくことができます。テレビドラマのような生活ですよね。

星空を見ながら眠ろう
 トリプレットタイプ 205号

LDKの中央にあるフロストガラスのバスルーム

エントランスラウンジを持つ3層メゾネットが205号です。ラウンジから階上に上がると、メインフロアとなる細長いLDK。こちらは南面にバルコニー付きのダイニングキッチン、間にフロストガラスのバスルームを挟んでリビングがあるタイプのレイアウトになっています。バスルームが部屋中央にあるため視線は通りませんが、そのぶんプライベート色が強くなっていて、こうした造りの方が日々を暮らすには安心できるという人も多いことでしょう。

 
らせん階段を使うと屋根裏部屋に行く感覚   星空の見える寝室

ここからはらせん階段を使って階上の寝室に上がることになります。寝室はまったく閉ざされた空間ではなく、北側にはリビングからの吹き抜けがあり、さらにトップライトが付いています。屋根裏部屋の感覚がじつにいい。星空を見ながら夫婦で会話というのもロマンチックですね。
いずれの部屋も、自分色に演出できそうな一面を持ちながら、こうした仕掛けはしっかりなされている、「c-MA2 元麻布」はそんなデザイナーズマンションでした。

設 計 :西森隆雄・高田哲仁・永山千恵子・原田勝之/西森事務所
      http://www.nishimori-aa.jp/index.html
構造・設備:Arup Japan
施 工 :株式会社 岩本組

構 造 :混構造(鉄筋コンクリート・鉄骨造)地上4階・地下1階
建築面積:224.37m2
延床面積:723.64m2(10戸)
企 画 :株式会社 リプラス
       http://howff.jp/

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