全く異なる2つの外観
上/東側から眺めると、北側斜線がそのまま形にあらわれた、シンプルな片流れの屋根。いちばん高いところはルーフテラス 下/クジラのようにも見える個性的な南側の外観。壁には大小さまざまな正方形の窓が空いている |
地下鉄線の駅のほど近く、落ち着いた住宅街の路地を入った奥に、ガルバリウムに覆われた黒い家が見えてきます。東側の空地から眺めると、急な勾配をもつ片流れの屋根を乗せた、普通の家に見えます。ところが、南側に廻ったとたん緩やかにカーブする大きな壁が現れた時には、思わず「おおっ!」と声を出してしまいました。
「狭い敷地の中にどう駐車場のスペースを確保しようかと、妻の由香とあれこれスタディーしているうちに、グランドピアノのカーブのような壁のアイデアが出ました」と、設計者の駒田剛司さん。
◆建築家プロフィールと建築データ