建築家・設計事務所/建築家住宅の実例

露地の奥の小さな家[路地の家](7ページ目)

帽子デザイナーが住む小さな家には、吹き抜けのリビングや、子供が安心して遊べる屋根裏部屋がコンパクトに詰まっています。宙に浮く2畳の小部屋は、家族を癒す瞑想空間でした。

執筆者:川畑 博哉

リビングの床は台所のカウンター


写真をクリックすると次の写真に進みます
台所
左/手前はリビングの床。大きな開口で台所とつながる。右/カウンタートップが、L字でダイニングテーブルと一体となっている。


ここには不思議な開口があります。テラスの窓の向かいの壁が大きく開いていて、ここからダイニングが覗けてしまうのです。80cmのレベル差のあるリビングの床は、そのままカウンターテーブルとなって、ダイニングの奥まで伸びていきます。一瞬、透明なガラス窓で仕切られているかのような錯覚を覚えます。これは、東側が3層、西側が2層というように階高が違うために起る現象。単純な仕掛けにもかかわらず、実に新鮮な驚きを覚えます。

◆建築家プロフィールと建築データ


  • 前のページへ
  • 1
  • 6
  • 7
  • 8
  • 11
  • 次のページへ

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます