リビングの床は台所のカウンター
左/手前はリビングの床。大きな開口で台所とつながる。右/カウンタートップが、L字でダイニングテーブルと一体となっている。 |
ここには不思議な開口があります。テラスの窓の向かいの壁が大きく開いていて、ここからダイニングが覗けてしまうのです。80cmのレベル差のあるリビングの床は、そのままカウンターテーブルとなって、ダイニングの奥まで伸びていきます。一瞬、透明なガラス窓で仕切られているかのような錯覚を覚えます。これは、東側が3層、西側が2層というように階高が違うために起る現象。単純な仕掛けにもかかわらず、実に新鮮な驚きを覚えます。
◆建築家プロフィールと建築データ