庭のシンボルツリーが家族を見守る
高い壁で囲われたドライエリア。 |
吹抜けの向こうは、奥行き約2mのコンクリートの庭です。地下にあるために、家族のプライバシーは十分に保たれています。ここに立って空を見上げると、何とも言えない開放感とともに安心感に包まれます。足元のコンクリートの床の一部が丸く切り取られ、1本のエゴノキが植えられています。この樹はシンボルツリー。家族の暮らしに寄り添うように、やがて葉を繁らせ大きく成長していくことでしょう。
◆建築家プロフィールと建築データ
これまでコーポラティブハウスを数多く手がけてきた、伊藤正さん率いるゼロワンオフィスの第9作目「ARCO」。どの住戸も個性的ですが、その中でも地下空間を活かした印象的な2戸を紹介します。
高い壁で囲われたドライエリア。 |